授業の目標と概要 |
日本、アジア、西洋の歴史上の人物を採りあげ、彼らの生きた時代のことを考え、人間と歴史との
関わりを探る。
|
履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
|
テキストを講読する。
|
到達目標 |
歴史上の人物について関心をもち、歴史を学ぶ基礎的な知識や方法を習得しながら、それらについ
てレポートすることができる。
|
成績評価方法 |
合否判定は、学期末のレポート評価60点以上を合格、かつこれを最終評価とする。不合格者は、再
試またはレポートの評価60点以上をもって合格とする。
|
テキスト・参考書 |
テキスト: 草光俊雄ほか著「歴史と人間」、 参考書:「角川世界史辞典」、「山川日本史辞
典」
|
メッセージ |
歴史・文化に親しんでください。そうすることによって、人間を多様な側面から探る一助にしても
らえれば幸いです。
|
授業の内容 |
授業項目 | 授業項目ごとの達成目標 |
1 歴史書はいかに編まれたか(4回)
2 歴史の転換点における人間の動き(4回)
|
1: ヘロドトスの『歴史』、『日本書紀』、『史記』といった独創的な歴史書の成り立ちに関心を持つことができる。聖徳太子、源頼朝と北条政子の夫妻をとりあげ、歴史書に記されているその虚像と実像について、関心を持つことができる。
2:クビライ、ルター、天正遣欧使節、梅津政景(秋田藩家老)ら、時代の転換点を生きた人物を通して、その歴史的意義を考えることができる。
|
後期中間試験 |
実施しない
|
3 近代世界の形成の中で人と歴史はどう関わってきたか(7回)
|
3: 以下のテーマについて関心を持つことができる。
a.主としてルネサンス以降のヨーロッパ社会における人間観の変遷、b.みずからの知力と技術を駆使して近代社会をつくり上げていった代表例としての産業革命期の技術者ブルネルとパリの都市計画推進者オスマンの仕事、c.近代日本を代表する思想家であり教育者である福沢諭吉の仕事の歴史的意義、d.東京大学総長山川健次郎とその妹捨松(最初の女子留学生)を通してみる日本の近化、e.トルコ革命の指導者アタチュルクからみたイスラム世界における近代化のかたち、f.ガンディーを素材としたアジア的世界史像とその歴史観
|
後期期末試験 |
実施しない
|