シラバス情報

シラバス基本情報

授業内容・授業計画

授業の目標と概要 過去の文明が持つ豊かな文化と価値観の多様性の理解に努め、人間社会の歴史としての世界史を学
ぶ。
履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
授業は、テキストを皆さんに読んでもらい、それに解説を加えていく。            
    
テキストをじっくりと読み、解説をしっかりと聞くこと。
到達目標 歴史的視点をもって過去や近年の出来事の重要性を判断する基礎力を養うことができる。
成績評価方法 定期試験の平均点が60点を超えている者を合格とする(合否判定=最終評価)。
60点未満の者には、再試験(又はレポート)を課し、60点以上を合格とする。
テキスト・参考書 テキスト: 堀越宏一 「中世ヨーロッパの農村世界」、福井憲彦 「近代ヨーロッパ史」

参考書: 「角川世界史辞典」、樺山紘一 「ヨーロッパの出現」
メッセージ ヨーロッパは、明治以来日本の社会生活と文化に深い影響を与えてきており、それだけにその歴史
を知ることは極めて重要です。私達の日常に入り込んでいるヨーロッパ起源の諸要素について、そ
の原型と変容を明らかにすることは、私達が生きている現代世界の特質のよりよい理解につながる
はずです。
授業の内容
授業項目 授業項目ごとの達成目標
*「中世ヨーロッパの農村世界」
1 中世ヨーロッパの歴史を考える(1回)
2 中世農村を取り巻く自然(3回)
3 フランク時代の農村(3回)
1:現代ヨーロッパの動き、日欧関係の歴史と意義、ヨーロッパ 文明の基層について略述できる。
2:現在とは、いささか異なる森林と気候のありかたに気づき、気候変動と農業の関係について略述できる。
3:古代ローマとゲルマンの伝統を基盤に展開された5~10世紀の農業の在り方を、考古学的知見を踏まえて略述できる。
前期中間試験 実施しない
4 中世農村の成立(4回)



5 黄昏の中世農村(4回)
4:地域防衛と治安維持を担う城主という新しいタイプの領主のもと、農業の技術革と大開墾運動をへて整理する中世農村の姿をとらえ、統一的な農民身分の成立、村落共同体の成立、農民の日常生活について、略述できる。
5:戦乱と飢餓に襲われる14世紀の農村、それに伴う農民の階層分化と領主支配の変化(領域国家の成長)について略述できる。
前期期末試験 実施する
*「近代ヨーロッパ史」       


1 近世(6回)



2 近代(6回)
近代ヨーロッパの歴史的展開を、世界史のなかでその位置取りと役割を見落とさずに、以下の大きなポイントにおいてとらえることができる。
1:ヨーロッパによる海外進出、世界交易における覇権争い、18世紀における社会経済と政治、「啓蒙の光」と近代思想の誕生、人口増加の開始から「移動の世紀へ」

2:革命に揺れる大西洋世界、ウィーン体制と48年革命、工業化と社会の変容、
後期中間試験 実施しない




3 現代(3回)
農村のヨーロッパと都市のヨーロッパ、科学技術の実用化と産業文明の成立、国民国家とナショナリズム、植民地帝国という野望の衝突、さまざまな帝国主義

3 第1次世界大戦という激震、歴史文化の継承と芸術的創造
後期期末試験 実施する
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