シラバス情報

シラバス基本情報

授業内容・授業計画

授業の目標と概要 建築の計画・設計・施工に関して建築材料選定の善し悪しが,建築物の外観・構造・耐
久性・機能性・居住性などに大きく影響する。従って使用材料について,その特性・品
質・耐久性・形状・寸法などを知ることは安全で快適な建築への第一歩となる。本講義
では,構造材料,非構造材料,機能材料,仕上げ材料についての基礎知識 を初歩から
学ぶ。
履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
授業用ノートをしっかりと記録し,復習を怠ることのないようにしましょう。
到達目標 建築物に用いられる各種建築材料の素材としての性質が理解できる。
各種建築材料の組成,性能,種類,用途が理解できる。
各種材料の規格・基準を理解し,材料選定における基礎事項を把握できる。
成績評価方法 合否判定:4回の定期試験の結果の平均が60点以上であること。
最終評価:4回の定期試験の結果の平均(90%)と授業への積極的参加の評価(±10%)
テキスト・参考書 教科書:建築材料(森北出版)
参考書:建築材料用教材(日本建築学会),建築材料(市ヶ谷出版),新・建築材料I・II
(数理工学社)
メッセージ 建築材料の範囲はきわめて広く,私たちの身の回りにあるもの全てがそうであるとも言
えます。まずは身近なところから興味を持ちましょう。
授業の内容
授業項目 授業項目ごとの達成目標
ガイダンス(1)
建築材料の変遷と発展(1)
建築材料の分類と選択基準(1)
木構造に用いる材料(4)
授業に取り組む姿勢,建築材料学とは何か理解できる。
建築材料の発達と発展の過程が理解できる。
建築材料の分類・必要な性能および性質・規格などが理解できる。
木材の強度などに関する基本的性質や,それに関連する水分影響を説明できる。さらに工業製品としての木質材料についても説明できる。
前期中間試験 実施する
鉄筋コンクリート構造に用いる材料(7) 鉄筋およびコンクリートの基本的な性質が説明できる。
コンクリートに使用されるセメント,骨材などの材料の特性を把握し,調合から施工に至までの基礎知識を身につけることができる。
前期期末試験 実施する
鉄筋コンクリート構造に用いる材料(2)
鋼構造に用いられる材料(3)
その他の金属材料(1)
組積造に用いる材料(1)
同上
鋼材の持つ,優れた特性を説明し,その接合方法と腐食のメカニズムや予 防措置を理解することができる。
鉄鋼以外の金属の性質や製法を理解することができる。
後期中間試験 実施する
ガラス(1)
高分子材料(1)
機能材料(3)
仕上材料(2)
ガラスの製法,性質,種類などを説明できる。
プラスティックやゴムなどの製法,性質,種類などを説明できる。
防水材料中の水分の挙動を理解でき,各種防水工法の説明ができる。
断熱材料の性質や各種断熱材料の説明ができる。
仕上げ材の種類と必要な機能が説明できる。
後期期末試験 実施する
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