授業の目標と概要 |
これからの高齢社会に向けて、人間の生活環境を福祉的な視点から捉える。それを主に住宅、居住
施設等で捉えた上で、生活上の問題点を把握し、あるべき姿を考えていくための基礎的知識を身に
つける。その上で、高齢者や障害者等の特別なニーズを持つ対象者への住環境のあり方を学ぶ。
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履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
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住居建築について常に関心を高め、配布資料等による知識の習得に努めること。
授業形態は、講義と演習であり、演習は、高齢者・障害者の身体特性による住宅改修に関する初歩
的な設計作業となる。
演習課題数は、3課題程度である。
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到達目標 |
高齢者の住環境配慮についての考えを十分認識し、福祉住環境コーディネーター検定3級程度以上の
レベルに対応することができる。
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成績評価方法 |
2回の定期試験の結果の平均(70%)と、演習課題(30%)の合計により最終評価を行う。合否判
定も同様の内容で行う。
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テキスト・参考書 |
参考書:福祉住環境コーディネーター検定2,3級テキスト(東京商工会議所)
住環境のバリアフリーデザインブック(彰国社)
バリアフリ-住宅(オーム社)など
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メッセージ |
講義は、必要なプリントとプロジェクターを使用し進める。
演習は、製図室を使用する。
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授業の内容 |
授業項目 | 授業項目ごとの達成目標 |
1.高齢者の生活と住環境について(1回)
2.高齢者の心身の機能と特性(1回)
3.住環境整備の基礎知識(1回)
4.住宅に関する住環境整備計画演習(4回)
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高齢人口・高齢世帯数の動向や家庭内事故について把握できる。
疑似体験用具をとおして車いすによる既存住宅の問題点を把握できる。
高齢者のかかりやすい疾病、身体的特性から住環境整備を考えることができる。
住宅改修計画の基本的なポイントを理解して、住環境改善計画の演習ができる。
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後期中間試験 |
実施する
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5.住宅に関する住環境整備計画演習(4回)
6.生活の場としての高齢者施設・居住施設(1回)
7.最近の福祉用具について(1回)
8.福祉住環境コーディネーター試験と解説(2回)
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高齢者施設の計画と設計のポイントについて理解できる。
高齢者施設等等を通し、ユニットケアの概念を理解できる。
福祉機器の意義と役割、種類と目的について理解できる。
福祉住環境コーディネーター3級程度の模擬試験とそれに合格可能な実力をつけることができる。
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後期期末試験 |
実施する
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