授業の目標と概要 |
有限要素法は理工学の分野の共通的数値解析法として広く普及されている.ここでは,
有限要素法の原理を理解し,簡単な問題の定式化,プログラミング,数値解析までを実
践できるようになることが目標である.
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履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
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数値計算特論を履修していることが望ましい.
行列計算,微積分ができることを前提に講義を行う.
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到達目標 |
有限要素法の原理を理解し,説明できる.
有限要素法を用いて,Poisson方程式の数値解析ができる.
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成績評価方法 |
合否判定:定期試験の結果が60点以上であること,及び課題を提出していること.
最終評価:定期試験の結果[70%] + 課題[30%]
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テキスト・参考書 |
教科書:有限要素法概説 菊池文雄 サイエンス社
参考書:偏微分方程式の数値解法 神谷紀生,北栄輔 共立出版
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メッセージ |
有限要素法を適用できる問題はたくさんありますが,講義で取り扱うのはその一部で
す.受講者各人の専門分野における有限要素法解析をイメージしながら勉強してください.
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授業の内容 |
授業項目 | 授業項目ごとの達成目標 |
1.有限要素法について 1回
2.弱形式,変分原理 3回
3.1次元有限要素モデル 3回
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1.工学における有限要素法の位置付けを把握する.
2.微分方程式と弱形式,変分原理の関係を把握する.
3.簡単な1次元問題の定式化,行列方程式の組み立てができる.
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前期中間試験 |
実施しない
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4.2次元有限要素モデル 3回
5.各種の有限要素 1回
6.プログラミングと数値解析 4回
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4.簡単な2次元問題の定式化,行列方程式の組み立てができる.
5.1次要素,2次要素,三角形要素,矩形要素について説明ができる.
6.ポアッソン場の問題の有限要素法解析プログラムを作成し,数値解析ができる.
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前期期末試験 |
実施する
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