授業の目標と概要 |
技術者は,優れた研究や開発を行っても,それが具体的かつ説得力のある技術報告や学
術論文として上司や学会に認められない限り成果とならない.本科目は,効果的な技術
報告や学術論文を作成するために必要な文章技術の習得を目標としている.
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履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
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・国語辞典(常用漢字表記のあるもの)を用意すること
・本科目では,4回の講義時間を使って試験を行う.この試験も技術文章作成の訓練の
一部であるから十分準備して取り組むこと
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到達目標 |
・「常用漢字限定」など基本的なルールにもとづいた文章を作成できる
・作図力学にもとづいた図面作成ができる
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成績評価方法 |
合否判定:「4回連続試験の成績-欠席点(5点/回)+演習問題集10点」が60点以上を
合格とする
(4回連続試験の方法とその評価については初回の講義で説明する)
最終評価:合否判定に同じ
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テキスト・参考書 |
教科書:「知的な科学・技術文章の書き方」,中島利勝ほか,コロナ社
「知的な科学・技術文章の徹底演習」,塚本真也,コロナ社
参考書:講義の中で紹介する
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メッセージ |
技術者にとって,文書の作成技術は必須のスキルです.実用的な内容になることを目指
していますので,ぜひ修得してください.
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授業の内容 |
授業項目 | 授業項目ごとの達成目標 |
・ガイダンス(1回)
・プレゼンテーション技術(1回)
・作図(3回)
・文章作成法(4回)
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・効果的なプレゼンテーションの方法を説明できる
・作図力学にもとづいた図面作成ができる
・技術文書のルールにもとづいた文章を作成できる
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前期中間試験 |
実施しない
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・論文の構成と査読システム(2回)
・科学技術者の順守すべきルール(1回)
・試験(4回)
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・論文の構成と査読システムについて説明できる
・論文や技術文書を書く際の倫理について説明できる
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前期期末試験 |
実施する
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