授業の目標と概要 |
技術者が社会に貢献するために、技術が社会や自然に及ぼす影響や効果、および世界における文
化や価値観の多様性を理解し、技術者が社会に対して負っている責任を果たせるようになる。
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履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
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授業では、よく知られている技術者倫理に関する典型的な問題を取り上げ、その問題に関するグル
ープ討議を行うと同時に、技術や環境に関わるリアルタイムの社会問題を感度よくキャッチできる
ように関心を持ち続けるための調査課題を与え、発表する。
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到達目標 |
技術者倫理の視点を理解し、そこから事例分析を通して、問題解決の方法を模索できる。
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成績評価方法 |
課題・レポートとプレゼンテーションにより総合評価。
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テキスト・参考書 |
教科書:『技術者倫理の世界』(藤本温他著、森北出版)
『倫理学への助走』(藤本一司、北樹出版)
参考書:『科学技術者倫理の事例と考察』(米国NSPE倫理審査委員会編、丸善)
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メッセージ |
発言や討論に積極的に参加し、また他者を納得させる質の高いレポートの作成を期待しています。
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授業の内容 |
授業項目 | 授業項目ごとの達成目標 |
倫理とは何か(3)
技術者倫理と倫理の関係(2)
倫理的分析の実践(2)
専門職の倫理とパターナリズム(2)
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共同体を存続させる倫理の意味を理解できる。
技術者倫理を支えるエートスを理解できる。
技術者個人責任と企業責任を理解できる。
技術者のパターナリズムの欠点を理解できる。
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後期中間試験 |
実施しない
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安全性と「受け容れ可能なリスク」(2)
フォード・ピント事件~倫理学の三理論(2)
ギルベイン・ゴールド~内部告発(1)
地球的視野をもつ技術者の倫理(1)
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リスクへの対処法や技術者の役割が理解できる。
技術者が組織のなかでどう判断し行動できるか理解できる。
組織の中の技術者が倫理的に行動する手段や責任が理解できる。
異文化による倫理観の差異を理解できる。
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後期期末試験 |
実施しない
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