授業の目標と概要 |
本年度の特別ゼミナールでは、放射線安全工学を学修する。
放射線は、医療、発電、非破壊検査などの分野で利用されている。本ゼミでは放射線や
原子力の安全で有効な利用のために、放射線の性質や相互作用、安全管理技術などを理
解する。放射線取扱主任者(2種)の資格取得も目指す。
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履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
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本ゼミでは、法令などで決まった言い回しを用いることが多い。テキストを熟読し、基
本的な基本的事項を理解したうえで、問題集を解くことが理解を早める方法である。テ
キストや問題集にふれる機会を積極的に作ること。
これらの作業は特別研究における自分の研究作業のための訓練として重要である。
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到達目標 |
・放射線の物理学や人体への影響について学び、放射線が社会で広く応用されているこ
とを理解する。
・放射線の測定、管理技術と関連する法令について理解する。
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成績評価方法 |
合否判定:定期試験の結果が60点以上であること。
最終評価:定期試験の結果(90%)とレポート、演習の結果(10%)の合計。
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テキスト・参考書 |
教科書:『密封線源の基礎 4版』 日本アイソトープ協会
参考書:『絵とき 放射線のやさしい知識』 飯田博美編、オーム社
『放射線取扱主任者試験問題集第2種』通商産業研究社
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メッセージ |
放射線取扱主任者は放射線を扱う事業所等で必須の資格であり、社会から必要とされて
いる。易しい資格ではないが、準備をして挑戦して欲しい。授業では、北海道大学など
から専門の研究者による特別講義も予定している。
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授業の内容 |
授業項目 | 授業項目ごとの達成目標 |
1)放射線の物理学(3回)
2)放射線の測定技術(3回)
3)放射線の生物学(2回)
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・放射線の種類や物質との相互作用について理解できる。
・放射線の検出器や測定方法について理解できる。
・人体に対する確率的・確定的影響について理解できる。
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後期中間試験 |
実施する
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1)放射線の管理技術(2回)
2)密封線源(1回)
3)放射線障害防止の法令(3回)
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・放射線の単位を理解し、線量率を計算できる。
・放射線源の種類や特性を理解できる。
・放射線を管理する法令を理解できる。
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後期期末試験 |
実施する
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