シラバス情報

シラバス基本情報

授業内容・授業計画

授業の目標と概要 創造特別実験Ⅰでは,建築と機械の設定するテーマを履修する。前半部を建築の教員
が,後半部を機械の教員がそれぞれ担当する。建築では,3テーマの中から1テーマを
選択する。基礎的な知識・技術を統合し駆使することによって課題を探求し,結果を解
析・考察・説明する能力を修得する.さらに提示されたテーマに対して,実現可能な解
を見つけるため,問題意識を持ってデザイン能力を発揮し,プレゼンテーションを通じ
て,成果を発表できることを目的としている。
機械では,ものづくりにおけるデザイン能力の開発の一環として,流体機械の代表的な
製品であるポンプを取り上げ,流体工学の基礎を駆使して,ポンプの製図,設計を通し
て,その機能と役割について,ものづくりの成果を導き出し,関連問題について思考を
高めることを目的としている。
履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
前半部では建築教員が担当し,3テーマから1テーマを選択する。後半部は1テーマの
もとに機械教員が担当する(実験の都合上,人数制限あり)。
専門基礎知識に裏付けされたものづくりの設計・製作をするために,各項目での準備・
予習・復習が必要である。
プレゼンテーションでは,情報技術に関する知識や各自の発想が大事なテーマになり,
自学自習を十分に行うこと。
到達目標 1.専門分野で履修してきた基礎的な知識をベースに課題に応じた分析能力を身につける。
2.自発的に実験を計画・遂行でき,問題の解決策を見いだすことが出来る。
3.グループによる共同作業を行うことで,コミュニケーション能力を養う。
4.成果を論理的に集約し,報告書をまとめることができる。

成績評価方法 建築担当分について:報告書等の評価(80%)とプレゼンテーション評価(20%)
による総合評価
機械担当分について:計画書・設計図および報告書の評価(70%),製作物の評価
(20%),プレゼンテーション評価(10%)による総合評価

最終的には,各自の建築と機械の評価を平均して成績評価とする。
テキスト・参考書 各項目・テーマごとに適宜参考プリントおよびテキストを配布する。
参考書:JASS5鉄筋コンクリート工事(日本建築学会編)
メッセージ 各テーマごとに一連の流れおよび基礎専門については簡単に説明するが,製作にあたっ
ては各自の発想力,問題解決能力が必要となります。また,共同作業のために,人との
コミュニケーションも大切になりますので,協調性を発揮して下さい。
授業の内容
授業項目 授業項目ごとの達成目標
建築担当
テーマ1:地域環境に関わる調査・提案(8回)
1.ガイダンス,調査(2回)
2.各人の問題意識・提案発表(1回)
3.グループごとに具体的提案づくり(4回)
4.グループ発表・個人レポート作成(1回)
テーマ2:高強度モルタルコンテスト(8回)
1.ガイダンス,モルタル調合設計演習(1回)
2.モルタルの調合設計・試練・製造・供試体作製(4回)
3.モルタル強度の測定,発表会(3回)
テーマ3.研究室を対象とした環境実測調査(8回)
1.音・光・熱環境に関するガイダンス,対象室・計測要素の検討(1回)
2..実測計画書作成・提出(1回)
3.実測準備および各種実測(3回)
4.実測結果の分析とレポート作成(2回)
5.プレゼンテーション(1回)
テーマ1
地域問題を発見できる。
問題の解決策を考えることが出来る。
問題点をグループ討議できる。
提案をパネル化し発表できる。
テーマ2
モルタルの調合設計手法が理解できる.
モルタルの調合表・作製手順が説明できる。
モルタル調合設計のプレゼンテーションができる。
テーマ3
環境計測要素について理解できる。
簡単な環境実測の方法が理解できる。
簡単な環境要素の分析・評価方法が理解できる。
明解なプレゼンテーションができる。
後期中間試験
機械担当
1.授業ガイダンス・テーマの説明
2.基礎講義:流体工学
3.基礎講義:材料力学
4.基礎講義:構造・設計
5.設計作業Ⅰ
6.設計作業に
7.プレゼンテーション
課題の確認と作業準備ができる。
設計・製図との整合性がとれる。
構造計算ができる。
基本設計の説明を理解できる。
プレゼンテーションができる。
後期期末試験
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