授業の目標と概要 |
フリーのOSの中でもっとも広く使われているLINUXを題材にして、オペレーティングシ
ステムの基礎理論と実装を学ぶ。LINUXカーネルのソースを読み、、C言語のみならずア
センブラのプログラムにも触れ、OSに関する実際的な知識を身につける。
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履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
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C言語の知識、LINUXの基本コマンドは必須です。
通常の講義の流れは、最初に前回の講義内容から出題される小テストを行い、前回の知
識を確認した後、ワークシートを配布し、適宜問題に取り組みながら講義を行う。ワー
クシートを利用した復習中心で学習を積み上げていってほしい。日常の学習活動を重視
しているので、日々行う小テストの評価は最終評価に大きな影響があります。
コンピュータを利用した実習もごく一部行い興味を持った学習の自学の道をつける。
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到達目標 |
LINUXオペレーティングシステムの基本的な仕組みを理解し、カーネルにシステムコー
ルを付け加えることができる。
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成績評価方法 |
小テストの点数4割、定期テストの点数6割で各期毎の点数をつける。
成績はは後期中間4割、学年末6割の重みで平均する。
合否判定:上記評価点が60点以上
最終評価:合否判定点±その他の評価点(10点以内)
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テキスト・参考書 |
教科書:ゲーリ・ナット著「実習Linuxカーネル」ピアソン・エデュケーション
参考書:清水謙太郎「オペレーティングシステム」岩波書店
河合秀美「OS自作入門」毎日コミュニケーションズ
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メッセージ |
ワークシートの内容を復習してから講義に出席すること。
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授業の内容 |
授業項目 | 授業項目ごとの達成目標 |
ガイダンス(1回)
OSの機能の概要とUNIX(1回)
カーネルの果たす役割(1回)
カーネルの構成(2回)
割り込み処理(2回)
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・オペレーティングシステムの基本的仕組みを説明できる。
・カーネルの役割を説明できる。
・カーネルを構成する各要素を説明できる。
・割り込み処理の仕組みを説明できる。
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後期中間試験 |
実施する
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システムコール(2回)
ブートプロシージャ(1回)
メモリ管理(2回)
ファイル管理(2回)
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・システムコールの実装を説明できる。
・LINUXのブートの仕組みを説明できる。
・メモリ管理の仕組みを説明できる。
・ファイル管理の実装を知る。
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後期期末試験 |
実施する
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