授業の目標と概要 |
電子工学の諸現象となる電流・電圧の数字や文字での取り扱い方を学習する。主に表示
方法や計算方法を習得することを目標とする。
電子回路の基礎となるダイオードやトランジスタといった半導体素子の動作原理を理解
し,基礎的な電子回路の設計や解析方法を習得する。
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履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
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多くの計算を行うため関数電卓を使用する。関数電卓を毎回持参すること。
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到達目標 |
直流回路の電圧,電流の関係を導出できる.
交流信号の瞬時値を表現・理解できる。3種類の回路素子(抵抗,コイル,コンデンサ)
により構成される回路内の電圧,電流の関係を導出できる。
ダイオードやトランジスタの動作原理が説明できる。
トランジスタのバイアスについての計算ができる。
トランジスタを用いた増幅回路の設計ができる。
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成績評価方法 |
合否判定:全ての課題を提出し,全課題の評価の平均点が60点以上であること.
最終評価:全課題提出物の平均(100%)
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テキスト・参考書 |
教科書:西巻正郎ほか 電気回路の基礎(森北出版) 、電子回路(コロナ社)
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メッセージ |
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授業の内容 |
授業項目 | 授業項目ごとの達成目標 |
1.回路要素の基本的性質(1回)
2-4.直流回路の基本(3回)
5. ダイオードの構造と動作原理(1回)
6. 簡単なダイオード回路(1回)
7.ダイオード整流回路(1回)
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1.回路素子の性質を説明できる.
2.オームの法則を使い計算ができる.
5. ダイオードの性質と動作原理を説明できる。
6. 特性図と等価回路を利用して簡単なダイオード回路の計算ができる。
7. ダイオード整流回路の動作原理を説明できる。
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前期中間試験 |
実施しない
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8-10.直流回路網(3回)
11. トランジスタの構造(1回)
12. トランジスタの動作原理(1回)
13-15.交流回路計算の基本(3回)
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8-10.直並列回路の電圧と電流を求めることができる.
11-12. トランジスタの種類や構造,動作原理を説明できる。
13-15.交流回路の基礎計算ができる.
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前期期末試験 |
実施しない
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16. 簡単なトランジスタ回路と増幅回路の構成(1回)
17. バイアスの必要性(1回)
18. 特性図を利用したバイアスの求め方(1回)
19.hパラメータを用いたバイアスの求め方 (1回)
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16. トランジスタの増幅作用について説明できる。
17. トランジスタの静特性に直流負荷線を記入してバイアス電圧を求められる。また,簡易計算が行なえる。
18~19. トランジスタの静特性に交流負荷線を記入して増幅度が求められる。また,hパラメータを使用して増幅度が計算できる。
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後期中間試験 |
実施しない
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20-24.正弦波交流(4回)
25-28.増幅度の求め方(3回)
29.トランジスタの等価回路(1回)
30.一年間のまとめ(1回)
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20-24.交流の瞬時値表現に用いられる最大値,位相,周波数を理解できる .
25-28.トランジスタの静特性に交流負荷線を記入して増幅度が求められる。
29. トランジスタ増幅回路の交流回路とhパラメータを使用した等価回路を描くことができる。
30.一年間の学習内容を理解している
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後期期末試験 |
実施しない
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