シラバス情報

シラバス基本情報

授業内容・授業計画

授業の目標と概要 化学的に探求する態度と基本的な概念や原理・法則を学習してもらいます。また、人類
が直面している環境問題に対し、科学的な視点から理解できる能力を、実験を行いなが
ら身につけてもらいます。
履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
前期は座学で、毎回確認シートを使用します。その他、問題集も使用します。
後期は全て実験です。1、2年生で学習した知識と、レポート(14回)を書くために化学1
の教科書,電卓を使います。
到達目標 有機化合物について基本的な理解ができる。糖類、タンパク質などの身近の
物質の理解ができる。また、実験書を読んで理解し、簡単な実験を行うことができる。
成績評価方法 前期定期試験2回(40%)、レポート(40%)、実験態度(20%)
レポートの内訳;1 実験を、最後まで終えデータを正確に記入することができた
(25%)、2 実験内容を理解し、考察を的確に行った(10%)3 実験に関係することを
調べ、レポートの内容を発展させることができた(5%)
テキスト・参考書 教科書;文科省検定済教科書高等学校化学1(東京書籍)
参考書;ニューアシスト 化学1(東京書籍)
フォローアップドリル化学 有機化合物(数研出版) 
化学実験書(釧路高専一般教科化学編)
メッセージ 前期は、板書以外にもパワーポイントなどを使って、講義を進めていきます。
その他、適度の演示実験をしたり、小テスト、問題集も使います。
後期は全て実験です。身近なものを取り上げたテーマですので、楽しみながら学んで下
さい。
授業の内容
授業項目 授業項目ごとの達成目標
有機化合物の特徴 (1回)
有機化合物の分析(1回)
飽和炭化水素(1回)
不飽和炭化水素(2回)
アルコールとエーテル(1回)
アルデヒドとケトン,脂肪族カルボン酸(1回)
エステルと油脂(1回)
有機化合物とは何かがわかり、官能基を説明できる。
元素分析の原理を理解し、元素分析により分子式を計算できる。
アルカンについてわかり、分類や異性体を説明できる。
アルケンとアルキンについてわかり、構造、性質の違いを説明できる
アルコールとエーテルを理解し、その性質、化学反応がわかる。
アルデヒドとケトン、カルボン酸を学び、それらの化学反の違いを説明できる。
エステル、油脂がわかり、セッケンについて説明できる。
前期中間試験 実施する
芳香族炭化水素(2回)
コロイド(1回)
糖類(1回)
アミノ酸とタンパク質(1回)
高分子化合物(2回)
芳香族炭化水素を学び、化学反応を説明する事ができる。
コロイドについて学び、その性質について説明する事ができる。
糖類について学び、その性質や分類を説明する事ができる。
アミノ酸について学び、タンパク質とは何かがわかる。
高分子化合物、プラスチックがわかり、その化学的違いを理解する事ができる。


前期期末試験 実施する
基礎実験1 基本操作(1回)
基礎実験2 融点測定(1回)
基礎実験3 中和滴定(1回)
基礎実験4 陽イオンの定性分析(1回)
基礎実験5 水溶液の識別(1回)
実験1 反応熱の測定(1回)
実験2 凝固点降下測定(1回)
実験3 結晶水の定量と再結晶(1回)
化学実験の基本的操作をまなび、簡単な硝子細工ができる
融点測定法について学び、未知試料を調べる
中和滴定を行い、身近なものの濃度を測定できる
試料中の金属イオンを分離、定性分析できる
未知の水溶液の性質を調べ、その試薬名を当てられる
中和熱、溶解熱等を測定し、ヘスの法則を理解できる
溶液の凝固点を測定し、分子量を求められる
硫酸銅中の結晶水の測定、硝酸カリウムの再結晶を作ることができる
後期中間試験 実施しない
実験4 鉄、銅及びその化合物とめっき(1回)
実験5 ファラデー定数、電池(1回)
実験6 pHの測定および滴定曲線(1回)
実験7 陰イオンの定性分析と鏡つくり(1回)
実験8 液体の蒸留(1回)
実験9 石鹸の製造とその性質(1回)
実験10 カフェインの単離(1回)
実験11 デンプンの加水分解(1回)
鉄と銅の性質について調べ、ニッケルメッキができる
電気分解でファラデー定数を求め、電池を作る
身近なもののpHを測定、滴定曲線を書ける
陰イオンの性質を調べ、銀鏡反応を利用し鏡を作る
液体の混合物を蒸留し、分けることができる
透明石けんを作り、その性質を調べられる
お茶からカフェインの結晶を取り出すことができる
デンプンの加水分解を温度、時間、触媒を変え調べられる
後期期末試験 実施しない
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