授業の目標と概要 |
現代日本語で書かれた文章表現を読み、その論理的かつ効果的な叙述技法を学ぶ。
論理的な記述能力を高めるために小論文の構成法や叙述法を身につける。
日本語の表記能力を高める。
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履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
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・授業中も国語辞典(電子辞書を含む)を活用し、語彙を増やしてもらいたい。
・小論文の題材には現代社会と関わる問題を取り上げる。日頃から社会全般にわたる基礎的
な知識を蓄えておくこと。
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到達目標 |
・現代日本語で書かれた文章を論理的に正しく解釈することができる。
・客観性に留意し、効果を意識した論理的な文章を書くことができる。
・「常用漢字」の使い方に習熟し、日本語を丁寧に表記することができる。
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成績評価方法 |
定期試験の成績(60%)・読書レポート(10%)・小論文(20%)・表記課題等の提出物の
内容(10%)により評価する。合否判定はこれに同じ。合格判定の成績について、授業への参加
姿勢により5点以内で加減する場合がある。
※なお、読書レポート未提出者には単位を認定しない。
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テキスト・参考書 |
テキスト:『改訂版 高等学校標準現代文』(第一学習社)
参考書:『科学的に説明する技術』(福澤一吉著 ソフトバンク クリエイティブ)
『小論文に強くなる』(轡田隆史著 岩波ジュニア新書)
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メッセージ |
効果的なコミュニケーション能力が問われる時代である。言語表現の論理性を高めるための
思考練習とともに、他人の感情や考え方を深く読みとる訓練に努めよう。そのためには「傾
聴」が欠かせない技法となるだろう。
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授業の内容 |
授業項目 | 授業項目ごとの達成目標 |
1.ガイダンス (1回)
2.空虚なコミュニケーション(4回)
3.短歌・俳句(3回)
4.日本語表記練習 (6回)
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1.授業の進め方や科目の到達目標が理解できる。
2.言葉の論理に従って読むことができる。
3.伝統的な短詩の規則をふまえて作品を味わうことができる。
4.規則にしたがって丁寧に日本語を表記できる。
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前期中間試験 |
実施する
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5.試験反省 (1回)
6.ユーモアと笑い(4回)
7.メディアに軽重はあるか(5回)
8.日本語表記練習 (6回)
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5.個別の学習課題を発見することができる。
6.言葉の論理に従って読むことができる。
ユーモアの概念が理解できる。
7.言葉の論理に従って読むことができる。
評論の構成を理解することができる。
8.「常用漢字」を正しく表記することができる。
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前期期末試験 |
実施する
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8.試験反省 (1回)
9.論理的文章表現講座 (11回)
10.小論文1回目 (2回)
11.小論文2回目 (2回)
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8.個別の学習課題を発見することができる。
9.論証形式・構成法等論理的な表現技法を理解できる。
10.主題文が明確な論理的文章を書くことができる。
11.効果的な論拠提示を含む明快な文章表現ができる。
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後期中間試験 |
実施しない
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12.食と想像力(4回)
13.敬語(4回)
14.日本語表記練習 (6回)
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12.言葉の論理に従い、行間を読むことができる。
13.敬語にかかわる基本的なルール・マナーが理解できる。
14.文脈に即した用字法により日本語を表記できる。
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後期期末試験 |
実施する
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