授業の目標と概要 |
テキストの説明や練習問題を通して、構文という視点から英文を理解し、簡潔かつ適
切で論理的な英語の文章を作成したり、英会話等によるコミュニケーションのための基
礎的な英語力の定着を目指す。
|
履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
|
基本的な英文法を理解していることが必要である。 毎時間小テストを実施する。
|
到達目標 |
簡潔なものでも、適切かつ論理的な英語の文章が作成できる。 平易な英語の文章を
適切に読み取ることができる。
|
成績評価方法 |
定期試験の成績の平均を70%、毎時間行なう小テストの成績の平均を 30%とし
て、その合計点を本授業の成績とする。(習熟度授業の成績も含めた「英語」の成績評
価(合否判定・最終評価)については、習熟度授業のシラバスを参照のこと。)なお、
「英語」で合格点に達しているものについて、本授業への参加態度の観点から±5点の範
囲で加算減算してその点数を最終評価とする。ただし最終評価は60点~100点の範囲に
収まるものとする。
|
テキスト・参考書 |
テキスト:コンパクト英語構文90【五訂版】(数研出版)
参考書:高校総合英語 Forest (桐原書店)
|
メッセージ |
本授業は、日本語と英語との対照言語学的な観点から、その二つの言語の違いを浮き
彫りにし、より英語的な特徴を理解することが目標であり、その中で簡単な英文を適切
に書けるようにし、さらにこれまで学習した単語・熟語の知識を有機的に活用して、短
めの英文の内容把握を促すものである。着実に学んでいってほしい。
|
授業の内容 |
授業項目 | 授業項目ごとの達成目標 |
1章.It 中心の構文
2章.不定詞を含む構文
3章.分詞を含む構文
(6回)
|
It 構文では、意味上の主語についての基本的概念が理解でき、構文を使えるようになる。また意味上の主語のみならず、それに応じた動詞の概念(準動詞)が理解できる。
不定詞では、その未定的(不安定)な性格が理解できる。
分詞では、名詞とそれを修飾する分詞との間には能動と受動の関係があることを理解し、さらに分詞構文の基本が理解できる。
|
前期中間試験 |
実施する
|
4章.動名詞を含む構文
5章.関係詞を含む構文
6章.否定構文
7章.助動詞を含む構文
8章.仮定法を用いた構文(途中まで)
(9回)
|
動名詞では、実行性(安定度)が高いことが理解できる。
関係詞では、制限用法と非制限用法の違いが理解でき、関係詞の文を日本語に直す際、<日本語らしさ>を意識した翻訳ができる。
否定では、学生が軽視しがちな部分否定について、全部否定との違いに気づくことができる。
|
前期期末試験 |
実施する
|
8章.仮定法を用いた構文(途中から)
9章.接続詞を含む構文
10章.比較構文
11章.譲歩構文
12章.無生物主語を含む構文(途中まで)
(8回)
|
仮定法では、仮定法過去と仮定法過去完了の概念を理解し、他の仮定法の慣用表現を使うことができる。
比較では、比較級を用いた構文と最上級を用いたそれとの概念的な違いについて気づくことができる。
英語の特徴を表わしている無生物主語の構文では<英語らしさ>vs<日本語らしさ>が理解できる。
そのほかの構文では、慣用表現に慣れ、使うことができる。
|
後期中間試験 |
実施する
|
12章.無生物主語を含む構文(途中から)
13章.間接疑問・同格
14章.強調・倒置
15章.名詞構文・その他
(7回)
|
情報構造とのかかわりの中で、強調・倒置の蓋然性について理解を深めることができる。
|
後期期末試験 |
実施する
|