授業の目標と概要 |
製品が所定の機能を満足するように、設計者の意図を正確に共有する手段が「図面」
である。図面は、計画図、製作図、配線図、工程図、等々、どのような意図を表すかに
よってひじょうに多くの種類が存在する。複雑な構造の品物ほど必要となる図面の種類
と数は多く、意図を正確に共有するための「表現法の約束事」も異なる。
本授業では、第2学年で学んだ機械設計製図の基礎を踏まえ、機械要素の製図と簡単
な機械・器具の設計製図をおこなう。
|
履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
|
機械設計製図Ⅰ(機械工学科第2学年)で学んだ製図や製作図の基礎知識と理解を必要
とする。
関数電卓(プログラム機能なし)を必要とする。
製図用具一式を必要とする。
課題製図提出用のケント紙を必要とする。
|
到達目標 |
機械要素の製図ができる。
簡単な機械・器具の設計製図ができる。
|
成績評価方法 |
下式による。
(課題製図提出物の評価点(100点満点)×0.6+定期試験の点数(100点満点)×0.4)
|
テキスト・参考書 |
テキスト:林洋次他、機械製図、実教出版
参考書①:林洋次他、機械設計1、実教出版
参考書②:林洋次他、機械設計2、実教出版
|
メッセージ |
図面を正確に作成したり、図面を誤りなく読んで作業したりすることができるようにな
るために、製図の基礎知識と基礎技術をしっかりと身につけましょう。
|
授業の内容 |
授業項目 | 授業項目ごとの達成目標 |
1.製図・設計製図の要点とスケッチ(2回)
2.製作図の基礎(2回)
3.ねじ(2回)
4.軸と軸継手(2回)
|
1.設計手順と製図での表現法の理解
2.製作図作成における基礎の確認
3.ねじの基礎の理解と製図
4.軸と軸継手の基礎の理解と製図
|
前期中間試験 |
実施する
|
5.軸受(2回)
6.歯車(3回)
7.プーリ・スプロケット(2回)
|
5.軸受の基礎の理解と製図
6.歯車の基礎の理解と製図
7.プーリ・スプロケットの基礎の理解と製図
|
前期期末試験 |
実施する
|
8.ばね(2回)
9.溶接継手(2回)
10.管・管継手・バルブ(2回)
11.機械・器具のスケッチ(2回)
|
8.ばねの基礎の理解と製図
9.溶接継手の基礎と製図
10.管・管継手・バルブの基礎と製図
11.簡単な機械・器具の構造と表現法の理解
|
後期中間試験 |
実施する
|
12.減速歯車装置の設計製図(7回)
|
12.簡単な機械器具の設計製図
|
後期期末試験 |
実施する
|