シラバス情報

シラバス基本情報

授業内容・授業計画

授業の目標と概要  日本物語文学の始祖である『竹取物語』を講読することで我が国の歴史・文化を再認識する。
同時に、異文化(中国)の強い影響を受け続けてきた日本のありようを知り、その独自性につい
て考える。また、調査・発表の機会を設け、コミュニケーション能力を養成する。
履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
 受講者はテキストを必携すること。テキストは初回授業時に購入することになるので、代金を
持参すること。
 古典作品なので調べることは豊富にある。常に様々な資料に当たり、知識を広げるよう努力す
ること。
到達目標 ・『竹取物語』についての概説ができる。
・平安文化の基本的な事項について説明できる。
・中国(唐)文化の影響について理解できる。
成績評価方法  試験80%、発表20%
 合否判定もこれに同じ。
 
テキスト・参考書 テキスト:岩波文庫『竹取物語』
参考書:日本古典文学全集『竹取物語・伊勢物語・大和物語』(小学館)
    国語便覧
    『古語大辞典』(小学館)、その他辞典類
メッセージ  誰もが知っている「かぐや姫」だが、「竹取物語」がどんな作品かは意外にきちんと知られて
いない。「月の人」たるかぐや姫は現代で言う異星人なのであり、迎えに来る人々もいわゆる超
能力を発揮する。読むための準備は大変だが、平安人の想像力を楽しみながら進めていこう。
授業の内容
授業項目 授業項目ごとの達成目標
ガイダンス    1

文学史的位置づけ 1

講読       6
・授業の方針、評価の方法がわかる。

・作品の歴史的位置と価値が理解できる。

・時代背景、生活様式がわかる。
・内容を具体的にイメージできる。
・基本的な古語の意味がわかる。
・言葉遊びの表現が理解できる。
前期中間試験
講読       8  ・参考図書類の利用法がわかる。
・調べた結果を口頭で発表できる。
・作品の舞台を具体的にイメージできる。
・中国文化の影響について理解できる。
・言葉遊びの表現が理解できる。
前期期末試験 実施する
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