授業の目標と概要 |
日本物語文学の始祖である『竹取物語』を講読することで我が国の歴史・文化を再認識する。
同時に、異文化(中国)の強い影響を受け続けてきた日本のありようを知り、その独自性につい
て考える。また、調査・発表の機会を設け、コミュニケーション能力を養成する。
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履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
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受講者はテキストを必携すること。テキストは初回授業時に購入することになるので、代金を
持参すること。
古典作品なので調べることは豊富にある。常に様々な資料に当たり、知識を広げるよう努力す
ること。
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到達目標 |
・『竹取物語』についての概説ができる。
・平安文化の基本的な事項について説明できる。
・中国(唐)文化の影響について理解できる。
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成績評価方法 |
試験40%、レポート40%、発表20%
合否判定もこれに同じ。
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テキスト・参考書 |
テキスト:岩波文庫『竹取物語』
参考書:日本古典文学全集『竹取物語・伊勢物語・大和物語』(小学館)
国語便覧
『古語大辞典』(小学館)、その他辞典類
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メッセージ |
誰もが知っている「かぐや姫」だが、「竹取物語」がどんな作品かは意外にきちんと知られて
いない。「月の人」たるかぐや姫は現代で言う異星人なのであり、迎えに来る人々もいわゆる超
能力を発揮する。読むための準備は大変だが、平安人の想像力を楽しみながら進めていこう。
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