授業の目標と概要 |
「身体としての私」は、時間的存在者であることを感受することができる。
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履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
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教科書を予習しておいてください。
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到達目標 |
他者への応接の仕方の基本を、介護を通して学ぶ。
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成績評価方法 |
定期試験 60点以上 合格
定期試験:100%
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テキスト・参考書 |
教科書:藤本一司『介護の倫理―贈与・身体・時間―』(北樹出版)
参考書:藤本一司『倫理学への助走―「わかる」と「わからない」のあいだ―』(北樹出版)
藤本一司『愉しく生きる技法―未知性・他者・贈与―』(北樹出版)
藤本一司『カントの義務思想』(北樹出版)
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メッセージ |
身体に問いかけながら、言葉を理解できればと思っています。
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授業の内容 |
授業項目 | 授業項目ごとの達成目標 |
介護して「あげて」、育てて「もらっていた」を知る(2)
介護して「あげる」という「私の位置」(2)
介護して「あげる」と、よろこびが到来する(2)
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「あげる」によって、「私」が始まることを理解できる。
「私の責任」なしに「あげる」は不可能だと理解できる。
「私を動かす」ことが「善い循環」の条件だと理解できる。
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前期中間試験 |
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介護して「あげる」とは、「身体に聴く」こと(2)
「身体」は、「あげる」「もらう」の交換を欲している(2)
「他者の身体の死」は、「時間」を生成させる(2)
「身体」は、「時間」の伝搬者である(1)
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「脳」に勝たせない「身体に聴く」を理解できる。
「交換の持続」と「交換の内容」を区別できる。
「いまここで不在の他者」をこそ回想できる。
「有ることのかけがえなさ」の伝搬を感受できる。
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前期期末試験 |
実施する
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