授業の目標と概要 |
流体工学を基礎として、その応用で専門分野である流体機械を理解できる。流体機械は
近年ますますその用途が広がり、工業用から日常生活に至るまであらゆる分野で使用さ
れている。流体機械の代表として、ポンプの作動原理と流体力学的背景について、その
専門知識の応用を十分に身につける。
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履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
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微積分および三角関数をマスタ-していること。関数電卓は、十分に使いなせるように
しておくこと。
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到達目標 |
タ-ボ式流体機械(遠心ポンプ、斜流ポンプ、軸流ポンプ)を中心に、その作動原理と
応用例を理解でき、ポンプの理論計算ができるようにし、65%以上理解できる。
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成績評価方法 |
合否判定:定期試験を基準に60以上を合格とする。
最終判定:2回の定期試験の平均点が60点以上を合格とする。(100%)
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テキスト・参考書 |
教科書:改訂流体機械 著者:横山重吉ほか 発行所;コロナ社
参考書:流体力学と流体機械の基礎 著者:横山泰司ほか 発行所:啓学
流体機械演習 著者:原田幸夫 発行所:日刊工業新聞社
演習流体機械 著者:村上光清他 発行所:森北出版
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メッセージ |
流体工学を基礎とし、その応用で流体機械を取り扱うので、講義内容も難しくなり、予
習が必要である。
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授業の内容 |
授業項目 | 授業項目ごとの達成目標 |
1 ポンプの分類と理論(5回)
2 ポンプの損失および効率(3回)
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・流体機械の分類が説明できる
・流体機械の分類(遠心ポンプ・軸流ポンプ・斜流ポンプ)が理解できる
・全揚程、吐出し流量、遠心ポンプの理論について説明できる.
・ポンプの発生する揚程、流量等を理解でき,遠心ポンプの駆動原理と理論計算ができる.
・軸流ポンプの駆動原理と理論計算ができる.
・ポンプの発生する損失およびポンプ効率を理解できる.
(水力損失・漏れ損失・円板摩擦損失・動力)
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前期中間試験 |
実施する
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3 ポンプの軸封装置、相似則及び比速度(2回)
4 ポンプの特性曲線と連合運転、軸推力および半径方向推力
(2回)
5 キャビテーション、水撃現象、振動流れ(3)
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・グランドパッキン、メカニカルシール、ブレクダウンブシュ、
ポンプの相似則、比速度について説明できる.
・これらの用途を理解させて、相似則および比速度の関連が計算できる.
・特性曲線・完全特性曲線・配管系の抵抗曲線・直列運転・並列 運転を理解できる.
・軸推力・キャビテーション・水撃作用・振動流れについて、ポ ンプ内で発生する現象について理解できる.
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前期期末試験 |
実施する
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