シラバス情報

シラバス基本情報

授業内容・授業計画

授業の目標と概要 画像認識や音声認識などのメディア理解を行うコンピュータシステムにおいて重要なエ
ンジン部となるパターン認識技術を中心に、最新の研究成果も交えながら、古くて新し
い実践的な学習理論を学ぶ。キーワード:専門分野
履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
本科目を履修するためには、線形代数と確率統計の知識が必要となる。また、実習課題
を遂行するためには、C言語によるプログラミングやUNIXリテラシーの知識が必須であ
る。関数電卓を利用する場合もあるので持参すること。
到達目標 基礎的な学習理論を理解し、各手法を数式及び概念図を用いて説明できる。実際のデー
タに対して学習・識別処理を行うシステムを構成できる。
成績評価方法 試験による評価を7割、レポートによる評価を3割として合否判定点を算出し、60点合否
判定を行う。試験による評価は中間4割、期末6割の割合とする。合否判定点で不合格と
なった場合は、全レポートの提出を受験条件とした上で、2回の試験中で不合格であっ
た回全てを範囲として合格点70点で再試験を行う。出欠調査後の入室は遅刻とし、遅刻
は3回で1回欠席、居眠り・私語は注意しても改善が見られない場合欠席扱いとする。
テキスト・参考書 教科書:石井健一郎他3名,わかりやすいパターン認識.オーム社,1998.その他、
必要に応じて追加配布資料等を随時ウェブページにて公開する。
メッセージ 信号画像処理やソフトコンピューティングとも強く関連するため、それらの科目との関
係を意識しながら受講すると一層楽しめる。積極的に取り組む程、面白さが見えてく
る。これまでに得た知識を総動員して頑張ろう。
授業の内容
授業項目 授業項目ごとの達成目標
線形代数の復習(ベクトル・行列・内積など) (1回)
パターン認識システムの概略 (1回)
最近傍決定則 (2回)
線形識別関数とパーセプトロン (3回)
基礎的な線形代数の計算ができる。
パターン認識システムの概略を説明できる。
最近傍決定則を説明できる。
線形識別関数とパーセプトロンを説明できる。
前期中間試験 実施する
確率統計の復習(ベイズの定理・共分散など) (1回)
ベイズ識別規則 (2回)
最尤法によるパラメータ推定 (2回)
クラスタリング (1回)
特徴空間の次元と学習パターン数の関係 (1回)
基礎的な確率統計の計算ができる。
ベイズ識別規則を説明できる。
最尤法によるパラメータ推定を説明できる。
クラスタリングを説明できる。
特徴空間の次元と学習パターン数の関係を説明できる。
前期期末試験 実施する
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