授業の目標と概要 |
過去に発生した自然災害や人的災害に関して学び,社会や環境に及ぼす影響を理解する
とともにそこから得られる教訓を基に今後の防災計画・システムについて考えていく。
このことから,防災の重要性を認識してもらうことを目標とする。
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履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
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座学中心であり,ビデオ等の視聴覚教材により理解を深める。災害関連について新聞や
テレビなどのメディアからの情報に気を付けていることや,Webなどを通じての情報検
索なども行えるようにしておく。
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到達目標 |
1.日本での自然災害や人為的災害について理解することができる。
2.災害に強い街造りを考えることができる。
3.災害に対する建築的な取組みを考えることができる。
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成績評価方法 |
2回の定期試験(後期中間40%+学年末40%)と4回程度のレポートの成績(20%)により合否
判定を行い,判定結果(90%)に授業態度(10%)を含めて総合評価とする。
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テキスト・参考書 |
テキスト:防災工学(第2版),石井一郎他,森北出版
参考書:地震と建築防災,小野徹朗編著,理工図書
地域・地区 防災まちづくり,三船康道,オーム社
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メッセージ |
「天災は忘れた頃にやってくる」・・・災害を防ぐには個人個人が防災意識をもつこと
が重要です。日頃から防災について考えておきましょう。
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授業の内容 |
授業項目 | 授業項目ごとの達成目標 |
1.災害の種類:(1回)
地震災害,風水害,火山災害,雪害
2.地震災害と防災:(6回)
地震発生メカニズム,震度とマグニチュード
地震の歴史,津波, 地震対策
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・災害の種類を学び,過去の被害状況の概要が理解できる。
・過去の地震災害を再考し,今後の防災のあり方について考えることができる。
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後期中間試験 |
実施する
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3.風水害とその防止策:(2回)
過去の台風の特徴,風水害の歴史,風水害に対する対策
4.火山災害:(2回)
火山活動の現状,噴火による被害,防災対策
5.雪害:(2回)
雪に起因する被害事例,雪との共存
6.建設災害とその防止策(2回)
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・過去の風水害の状況を再考し,今後の対策について考えることができる。
・火山活動によって生じる様々な被害を学び,今後の対策について考えることができる。
・過去に発生した雪による被害を学び,雪害に対する防止対策を考えることができる。
・過去に起きた建築関係での災害とその原因を学び,防止策について考えることができる。
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後期期末試験 |
実施する
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