授業の目標と概要 |
品質工学は,工学的な問題解決の一手法として,従来の考え方とはまったく異なる新しい学問であ
る.汎用性も高く,科学的かつ系統だった技術開発・製品開発を行うために製造業を中心とする
各企業において多用されている.
この科目の目標は,品質工学の手法を演習を通して学び,その計算や評価方法を修得し,工学的な
問題に応用し,解決できる能力を身につけることである.
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履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
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演習の解説中,不明な点や疑問点などは積極的に質問をして欲しいと思います.
電卓を使う機会もありますので忘れずに.
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到達目標 |
品質工学の手法を理解できる.
品質工学の計算方法や評価方法を理解できる.
各自の研究分野に品質工学の手法を応用し,利用できるようになる.
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成績評価方法 |
合否判定:すべてのリポート(演習)の提出状況ならびに内容を総合的に評価し,その評点が60
点を超えていること.
最終評価:リポート(演習)の評価平均(100%)+授業態度(10%)
※リポートの評価:秀(A):100~90点,優(B):80~89点,良(C):70~79
点,可(D):60~69点
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テキスト・参考書 |
テキスト:【入門】パラメータ設計(日科技連・井上清和他著)
参考書:おはなし品質工学 改訂版(日本規格協会・矢野 宏著)
入門タグチメソッド(日科技連・立林和夫著)
やさしい「タグチメソッド」の考え方(日刊工業新聞社・矢野 宏著)
やさしく使える「タグチメソッド」の計算法(日刊工業新聞社・矢野 宏著)
実践 タグチメソッド(日科技連・渡部義晴編著)など
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メッセージ |
各自の積極的かつ建設的な取り組みを常に求めています.
リポート(演習)は,印刷ドキュメントとメールへのファイル添付にて提出してください.
メールアドレス:seiji@mech.kushiro-ct.ac.jp
病欠や特別欠席などにより欠課した場合は,各自で自学自習するなど考えて行動してください.
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授業の内容 |
授業項目 | 授業項目ごとの達成目標 |
1.ガイダンス(1回)
2.実験計画法と品質工学(1回)
3.品質工学とは(1回)
4.パラメータ設計の考え方(1回)
5.パラメータ設計に必要な知識①(1回)
6.パラメータ設計に必要な知識②(1回)
7.パラメータ設計に必要な知識③(1回)
8.演習:ゼロ点比例式(1回)
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1.講義内容の説明と成績評価方法が理解できる.リポートあり.
2.実験計画法と品質工学の違いが理解ができる.リポートあり.
3.品質工学,パラメータ設計などが理解できる.リポートあり.
4.パラメータ設計の考え方が理解できる.リポートあり.
5.直交表などの知識が理解できる.リポートあり.
6.誤差因子の割り付けなどの知識が理解できる.リポートあり.
7.動特性の種類と評価特性などの知識が理解できる.リポートあり.
8.演習にてゼロ点比例式,SN比と感度が理解できる.
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前期中間試験 |
実施しない
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9.演習:動特性のパラメータ設計①(1回)
10.演習:動特性のパラメータ設計②(1回)
11.演習:静特性のパラメータ設計①(1回)
12.演習:静特性のパラメータ設計②(1回)
13.演習:静特性のパラメータ設計③(1回)
14.演習:開発におけるパラメータ設計(1回)
15.演習:機能性評価(1回)
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9.演習にて動特性のパラメータ設計が理解できる.
10.演習にて動特性のパラメータ設計が理解できる.
11.演習にて静特性のパラメータ設計が理解できる.
12.演習にて静特性のパラメータ設計が理解できる.
13.演習にて静特性のパラメータ設計が理解できる.
14.演習にて開発におけるパラメータ設計が理解できる.
15.演習にて機能性評価が理解できる.
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前期期末試験 |
実施しない
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