授業の目標と概要 |
DVD録画機や携帯電話などの電子機器の心臓部を構成するダイオードやトランジスタの
動作原理や電気特性、回路の動作特性について理解する。また、太陽電池、発光ダイ
オード、半導体レーザなど、近年、急速に発展している光デバイスについても取り扱
う。釧路高専教育目標:C,JABEE:d-1-3
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履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
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本科目は量子統計工学の知識を必須とする。履修希望者は、量子統計工学の単位を取得
しておくこと。
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到達目標 |
ダイオード、トランジスタ、光デバイスなどの基本的な素子の動作原理を理解する。各
種のデバイスの動作が物理法則と、どのように関連しているかを理解する。
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成績評価方法 |
合否判定:定期試験の結果が60点以上であること。
最終評価:定期試験の結果(90%)とレポート、演習の結果(10%)の合計。
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テキスト・参考書 |
教科書:『図説 電子デバイス』 菅博 他、産業図書
参考書:『半導体デバイス入門』 大豆生田 利章、電気書院
参考書:『Physics of Semiconductor Devices』 S. M. Sze、Wiley-Interscience
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メッセージ |
IC、LSIを構成するトランジスタの構造や動作原理を学ぶことで、ブラックボックスで
ある集積回路を理解することができる。また、太陽電池や半導体レーザなど、デバイス
の将来展望についても触れる。
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授業の内容 |
授業項目 | 授業項目ごとの達成目標 |
1. 授業のガイダンス(1回)
2. 半導体中のキャリア(3回)
3. 接合(3回)
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・半導体工学の基礎を理解できる。
・半導体中のキャリアの振る舞いについて理解できる。
・接合の基本原理とダイオードの特性を理解できる。
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後期中間試験 |
実施しない
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4. トランジスタ(4回)
5. 集積回路の構造と動作(1回)
6. 機能デバイスの今後の展開(3回)
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・トランジスタの動作原理、電気的特性を理解できる。
・基本的な集積回路の電気的特性を説明できる。
・機能デバイスの将来展望を理解できる。
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後期期末試験 |
実施する
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