授業の目標と概要 |
機械工学の研究分野を5分類(生産システム,材料,機力,熱流体,制御情報他)し,それぞれの研
究室を3週ずつローテーションして,オムニバス形式で授業を行う.異なるテーマを履修することに
より,幅広い視野に目を向けて多面的に物事を考えることや情報を分析・整理するデザイン能力や
発表するプレゼンテーション能力を身につけ,専門基礎知識を実践的に応用できる能力を習得す
る.また,中小企業経営者等講師による体験・実務的な講義を行うことにより,地域に根ざした職
業観ならびに起業意識も育成する.
|
履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
|
授業では各研究室が準備した資料またはプリントを用いて,各研究課題を実践的に解決していくケ
ーススタディ方式で進められる.授業前に基本的事項を準備しておくと,導入がスムーズに行われ
る.
|
到達目標 |
与えられた技術的課題について,機械工学の専門基礎知識を応用して対応することができること.
また,それらを資料として作成しかつ口頭説明ができること.また,地域に根ざした職業観ならび
に起業意識を持つこと.
|
成績評価方法 |
テーマごとのレポート(70%),発表(30%)により合否判定を行い,判定の90%に授業態度
(10%)等を評価し,最終的に全テーマの総合点で評価する。
|
テキスト・参考書 |
各研究室が準備した資料またはプリント.参考書などについては各担当教員が指示する.
|
メッセージ |
予習は積極的に行い,事前準備することを勧める.また,課題は期限を遅滞することなく提出する
こと.
|
授業の内容 |
授業項目 | 授業項目ごとの達成目標 |
・「熱流体応用ゼミナール」
特定研究における個々の研究課題について研究成果の報告会を行う.
・「コンピュータ応用技術ゼミナール」
CAD/CAM/CAEに代表されるコンピュータ応用技術の活用方法について,具体例を挙げ解説する.
・「建設生産における材料選定」
建築及び機械などの構造物設計における,材料およびプロセスの選定とケーススタディ
|
・研究課題を解決し口頭発表できること.
・IT応用技術について説明できること.
・構造物設計において最適な材料の選定ができること.
|
後期中間試験 |
実施しない
|
・「周波数成分分析(FFT)の基礎と応用について」
人の音声のFFTを行い男女の違いなどを考察する.
・「流体工学ゼミナール」
物体に作用する流体力の理論解析および流れの可
視化に関する最近の研究事例や応用事例解説
-1「ディーゼル機関の出力予測」
熱機関の理論計算手法の理解と出力,燃費予測.
-2「技術開発のための品質工学」
品質工学における技術分野の事例解説.
|
・FFTについて説明できること.
・流体の応用について簡単な事例として説明できること.
・各自の設計するディーゼル機関の出力,燃費を予測できる
こと.
・品質工学におけるSN比が求められること.
|
後期期末試験 |
実施しない
|