授業の目標と概要 |
地球上には様々な社会問題があることを認識し,問題解決のために種々の制度が整え
られていることを理解したうえで,これからの社会を支える市民として振る舞うのに必要
な能力と態度を育てる。
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履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
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現代社会の検討課題には,問題があることは分かっていても,すべての人が納得できる
答が未だ見つかっていないものも多々あります。思索のための素材は提供しますから,
そこから皆さんなりの考えを導いてください。そして,あなたとは異なる考えを持つ人
が社会にいることを知ってください。
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到達目標 |
産業社会において自立的に行動できる市民に相応しい,地理/経済/政治分野の見識
を身につける。
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成績評価方法 |
定期試験の得点が満点の6割以上の者を合格とし、これを最終評価とする。
6割に満たない者については再試験を行い,6割以上の到達をもって合格とする。
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テキスト・参考書 |
★ テキスト: 『最新 現代社会資料集 2011』 (第一学習社)
☆ 参考書: 『図説地理資料 世界の諸地域NOW 2011』 (帝国書院)
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メッセージ |
高専を卒業した後,皆さんは技術者として活躍されることと思います。最初のうちは自
分のことで精一杯かもしれませんが,やがて,個人は《社会》によって支えられていると
いうことに気付くことでしょう。ここでいう《社会》とは,企業,地域,国家,さらには
地球全体という広がりを持っています。この講義を通じて,《社会》に参画するというこ
との意味を伝えていきたいと思います。
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授業の内容 |
授業項目 | 授業項目ごとの達成目標 |
1 日本の人口問題 : 少子高齢社会
2 地誌 : 東アジア
3 地誌 : 東南アジア/南アジア
4 地誌 : ヨーロッパ
5 地誌 : 南北アメリカ
6 地域紛争と民族対立 : 宗教,言語
7 資源 : BRICS
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社会のグローバル化により,国境を越えたヒト(労働者)やモノ(製品)の行き来が盛んになってきました。日本の企業で働く場合でも,海外出張に出かけることは日常的なことになりつつあります。この講義の幕開けとして,まず《世界の国々が共通して抱える問題を認識できる》 ようになっておきましょう。
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前期中間試験 |
実施しない
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8 経済社会と経済体制
9 現代の企業
10 市場経済のしくみ
11 景気変動
12 政府の経済的役割
13 金融機関のはたらき
14 戦後の日本経済の動き
15 産業構造の変化
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生産活動は主に企業によって賄われていますが,カネ(資本)の流れが上手くいかなくなると生産と消費の循環も止まってしまいます。ここでは〈貧困〉と〈不景気〉の発生を中心的な話題として,《経済活動を支える仕組みを理解できる》 ようになることを目指します。
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前期期末試験 |
実施する
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1 公害の防止と環境保全
2 地球環境問題
3 エネルギー問題
4 福祉社会
5 雇用と労働問題
6 消費者保護と契約
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近代に入って資本主義経済が発展したことにより生産は拡大し,人類は物質的な豊かさを得ました。しかしその反面,労働問題や環境問題に代表される様々な矛盾も生じました。ここでは,《今日の社会が抱える社会問題を認識できる》 ようになることを目指します。
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後期中間試験 |
実施しない
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7 現代の民主政治
8 日本国憲法の基本原理
9 基本的人権
10 国民主権と議会制民主主義
11 内閣
12 裁判所
13 世界のおもな政治体制
14 地方自治
15 国際政治
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日本では20歳をもって成人としています。それはつまり,子供のうちは決められたルールを守るだけであったものが,大人になればルールを変更するための話し合いに責任を持って参加する主体になれるということを意味します。この講義の締めくくりとして,《社会を維持していくために用意された政治制度を理解できる》 ようになってもらいます。
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後期期末試験 |
実施する
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