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流体工学Ⅰ

授業内容・授業計画

授業の目標と概要 大気中には様々な流体現象が存在し,大気中の輸送現象や気象現象な
どに深くかかわっている.本授業では習得している流体工学の知識に
基づき,主に大気拡散現象と大気境界層内の流れについて学び,それ
ぞれの現象の理解と機械工学的な見地からの重要性について認識する
ことを目的とする.
履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
流体工学にかかわる基礎的な知識を有していること.授業で課される
課題については予習復習を行うこと。
到達目標 大気拡散現象について流体工学的な観点から理解でき,現象の説明が
できる.
大気境界層内の代表的な流体現象や流れについて説明できる.
成績評価方法 合否判定:2回の定期試験の平均が60点以上であり,かつ課題がすべ
て提出されている場合,合格
とする.
最終評価:2回の定期試験の平均点(90%),提出課題の平均
(10%)
なお,再試験は学年末試験後に1回のみ実施(内容は後期分すべ
て).
テキスト・参考書 自作プリントを配布
メッセージ 大気中の流れや,大気汚染現象などに興味のある学生は聴講してくだ
さい.
課題にはプレゼンなども含まれるため,しっかりまじめに取り組む学
生の聴講を希望する.
授業の内容
授業項目 授業項目ごとの達成目標
1 ガイダンスおよび環境汚染の種類(1回)
2 環境汚染と流体工学(1回)
3 大気の流れと拡散現象(2回)
4 大気の安定度と拡散現象(1回)
5 基礎的な拡散モデル(2回)
・世界的な環境汚染の例,および日本で問題となっている環境汚染の種類や原因について説明できる.
・環境汚染と流体現象の関わり合いについて説明できる.
・大気乱流と拡散現象の関係を説明できる.
・大気中の温度分布に起因する安定度と拡散現象の関わり合いについて説明できる.
・基礎的な拡散予測モデルについて説明でき,簡単な予測計算を行うことができる.
後期中間試験 実施する
6 拡散現象の実験的研究(2回)
7 地球大気の構造(1回)
8 大気境界層と流体現象(2回)
9 風が構造物に及ぼす影響(1回)
10 大気境界層に関する実験的研究(2回)
・野外および風洞・水槽を利用した拡散実験について説明できる
・地球大気の構造について流体力学的な見地から説明できる.
・大気境界層について理解でき,この中で生じる様々な流体現象を説明できる.
・大気中に設置されている家屋やビルなどの構造物に風が及ぼす影響について説明できる.
・大気境界層にかかわる実験的研究の手法や重要性について理解でき説明できる.
後期期末試験 実施する
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