授業の目標と概要 |
現在設計図書は、ほぼ全てCADデータ化している。設計の初期段階(構想段階)
も次第にペーパーレス化しつつある。そこで本講義は、まず支援されるデザイ
ンの本質について述べる。続いて仮想現実における設計手法に関して、モデリ
ング中心に講義する。さらにネットワークを用いたコラボレーション設計、CLAS、デー
タ交換などについても言及する。
|
履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
|
準備する用具はない。
基本的なCG技術に関して学習するので、専門知識は必要としない。
Freeware のCGソフトを中心に利用するので、
各自のパソコンにインストールすることが可能である。
5つの課題の提出を予定している。課題提出が履修の条件である。
|
到達目標 |
デザインとは何かを理解できること。
さまざまなモデリング手法を理解できること。
|
成績評価方法 |
定期試験が60点以上、かつ全課題の提出が合格の条件である
最終成績は定期試験50%、課題50%で評価する。
再試験は、60点以上で合格とする。
|
テキスト・参考書 |
テキストは使用しない
参考書:デザイン論(岩波講座 田中央著)
参考書:デジタルイメージクリエーション(CG−ART協会)
参考書:ディジタル映像表現(CG−ART協会)
|
メッセージ |
デザインすることの本質を理解してほしい。
|
授業の内容 |
授業項目 | 授業項目ごとの達成目標 |
デザインとは何か(工学におけるデザイン論)(2回)
モデリングの概念、建築設計におけるモデリング、(0.5回)
CAD設計について(0.5回)
CGのなかのモデリングの理解(2回)
優れた既製デザインのモデリング作成(2回)(インダストリアルデザイン/建築空間)
|
デザインとは何か理解できる。
モデリングとは何かを理解できる。
2次元CADと3次元CADの違いを理解できる。
CGのなかのモデリングを理解できる。
優れた既製デザインのモデリングができる。
|
後期中間試験 |
実施しない
|
複雑な形状のモデリング(1回)
カメラ、光源について(1回)
基本的なレンダリング技法と演習(2回)
構想段階のモデリング演習(2回)
コラボレーションによるデザイン(1回)
CLASについて(0.5回)
BIMについて(0.5回)
|
形や樹木のモデリング手法が理解できる。
CGのカメラ設定、光源設定が理解できる。
レイトレースの方法と性質を理解できる。
コンセプトづくりからモデリングを作成できる。
コラボレーション設計の特性と事例を理解できる。
CLASの基礎知識と仕組みを理解できる。
BIMの目的と基本的理念について理解できる。
|
後期期末試験 |
実施する
|