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シラバス基本情報

関連科目
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応用物理,電気電子工学 コンピュータ設計工学

授業内容・授業計画

授業の目標と概要 機械工学で要求とされる幅広い基礎知識の一環として、各分野における物理量の計測方法・原理な
らびに取得した値の扱いなどに関する能力を養うことは重要となる。このため計測に対する考え方
や応用方法について広く学ぶとともに、計測器の特性や適正を把握した上での計測作業の実際につ
いての能力を養うことを目的とする。
履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
4学年までに履修した各種工学実験の計測方法や物理量の取扱い方法について十分理解しているこ
とが望ましい。また、授業では各自一回、自分の興味ある計測方法についてまとめたものを発表す
る機会があるので、指定期日を守りパワーポイントを使用してわかり易いプレゼンテーションを作
ることを心がける。講義終了後,自宅学習等により復習をすること.
到達目標 様々な工業計測量の測定原理と測定時における注意点や誤差の扱いについて理解できる。計測器の
諸特性を理解でき、測定に適当な測定機器を選択できる。計測値は信号処理等によって様々な情報
を抽出したり演算することができ、現象の理解につなげられることを理解できる。
成績評価方法 合否判定:4回の定期試験の平均が60点を越えていること
最終評価:((前期中間+前期末+後期中間+学年末)/4)+課題評価(max10点)

再試験:再試験は,全4回の試験のうち60点未満であった試験に対し行う.
    合否は受験しなければならない試験すべてが60点以上であること.
テキスト・参考書 教科書:計測工学(谷口・掘込,森北出版)
参考書:1.はじめての計測工学(南茂夫 他,講談社)
    2.計測工学入門(中村邦雄,森北出版)
    3.入門工業計測(谷口修,実教出版)
メッセージ 授業には積極的に学生に参加してもらうよう、頻繁に質問を行うスタイルを取り、相互理解を確認
しながらすすめていきます。
授業の内容
授業項目 授業項目ごとの達成目標
1.ガイダンス、測工学の歴史と必要性について(1回)
2.単位系と標準供給およびトレーサビリティ(1回)
3.誤差について(原因、精度、統計的な取扱い)(1回)
4.測定器の基本構成(零位法と偏位法など)(1回)
5.測定器の特性(静特性・動特性)について(1回)
6.長さの測定-1(1回)
7.長さの測定-2(1回)
1.計測工学の必要性と役割りを説明できる。
2.SI単位系と標準供給、履歴管理の説明ができる。
3.誤差の種類や発生原因、扱いについて説明できる。
4.零位法,変位法など計測器の基本構成を説明できる。
5.測定器の性能を表すパラメータを説明できる。
6.長さ計測の基準や誤差要因を説明できる。
7.長さ計測の様々な拡大方法を説明できる。
前期中間試験 実施する
8.試験の解答と解説および角度の測定(1回)
9.長さ・角度計測におけるデジタルスケールの利用(1回)
10.力(質量)の測定方法(1回)
11.回転速度の測定方法(1回)
12.動力の測定方法(1回)
13.流体の測定-1:圧力・真空の測定方法(1回)
14.流体の測定-2:流速・流量の測定方法(1回)
8.角度測定の様々な原理を説明できる。
9.リニアスケールやデジタルエンコーダの原理と特徴を説明できる。
10.力の検出原理および各種センサについて説明できる。
11.回転数の検出原理の説明ができる。
12.動力計測の必要性と原理を説明できる。
13.代表的な圧力・真空測定器の原理と特徴が説明できる。
14.流量・流速計の原理や選定上の注意を説明できる。
前期期末試験 実施する
15.試験の解答と解説,流体の測定-3:粘度の測定(1回)
16.流体の測定-4:液面の測定(1回)
17.振動の測定-1(サイズモ系と測定原理)(1回)
18.振動の測定-2(変位、加速度センサ)(1回)
19.音の測定方法(音の表現,騒音計,聴覚補正)(1回)
20.不規則波形の表し方、解析方法(1回)
21.温度の計測-1(温度計の原理,各種温度計)(1回)
15.ニュートン、非ニュートン流体の特性と計測上の注意がわかる。
16.液面検出の必要性と各測定方法について説明できる。
17.サイズモ系と振動計の原理、特性がわかる。
18.様々な振動センサーの原理と特徴がわかる。
19.音の尺度と騒音計について説明できる。
20.不規則波形の振幅表示やFFT解析の必要性がわかる。
21.温度計測に関係する物理現象とそれを応用した原理がわかる。
後期中間試験 実施する
22.試験の解答と解説、温度の計測-2(非接触式)(1回)
23.湿度の計測(測定原理と各種湿度計(1回)
24.信号処理について(A/D、各種フィルタ)(1回)
25.各種センサ(原理と適用例)(1回)
26.学年末試験(1回)
27.試験の解答と解説(1回)
22.放射温度計など非接触温度測定の原理が説明できる。
23.湿度の測定原理と湿度計・センサの特徴を説明できる。
24.A/Dで重要なサンプリング定理や各種フィルタが説明できる。
25.工業生産活動で用いられるセンサーの種類や特徴がわかる。
26.学年末試験
27.試験の解答を行い、再試験該当者を発表する。
後期期末試験 実施する
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