授業の目標と概要 |
現代の電子機器は単独で動作するのみならず、有線・無線問わず通信インタフェースを
求められることが多くなっている。また、接続規格もUSB(Universal Serial Bus)3.0な
どGbit/secを超える伝送速度を持つため、設計・評価にはディジタル通信技術への理解
が必須となる。
本講義では、スペクトラム拡散技術とOFDM(Orthogonal Frequency Division
Multiplexing)技術をターゲットとして、ディジタル通信技術の基礎知識を身につける
ことを目標とする。
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履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
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通信技術では信号を周波数領域と時間領域の両方の側面からとらえることが必要である
ため、フーリエ変換の知識を前提とする。その他必要な数学的知識は講義中に随時取り
上げる。
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到達目標 |
ディジタル通信技術の基礎知識を身につけている。スペクトラム拡散技術の基本的な原
理を理解している。OFDM技術の基本的な原理を理解している。
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成績評価方法 |
合否判定 : 1回の定期試験の結果が100点満点で60点以上であること
最終評価 : 1回の定期試験の結果(100%)
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テキスト・参考書 |
教科書:指定しない。配布資料による。
参考書:ディジタル無線通信の変復調 斉藤洋一,電子情報通信学会
スペクトラム拡散技術のすべて, 松尾憲一, 東京電機大学出版局
精説GPS, Pratap Mista and Per Enge, 正陽文庫
わかりやすいOFDM技術, 伊丹誠, オーム社
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メッセージ |
通信技術は、電磁波の伝搬やデバイスの動作限界、符号理論や情報理論など、物理学と
数学の幅広い領域を基礎として成立している。様々な分野を広く理解することが必要な
ため、粘り強く努力してほしい。
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授業の内容 |
授業項目 | 授業項目ごとの達成目標 |
・ガイダンス(1回)
・変復調の基本的な考え方(3回)
・各種1次変調方式(3回)
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・通信の基礎的ルールについて理解できる。
・コンスタレーション・アイパターンなど測定評価に用いられる表現について理解できる。
・ASK,FSK,PSKなどの1次変調方式について理解できる。
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後期中間試験 |
実施しない
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・2次変調方式とは (1回)
・スペクトラム拡散技術 (4回)
・OFDM技術 (2回)
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・2次変調について概念と必要性を理解できる。
・スペクトラム拡散技術について概念を理解できる。
・スペクトラム拡散技術の利用例とその概要を理解できる。
・OFDM技術の概念を理解できる。
・OFDM技術の利用例とその概要を理解できる。
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後期期末試験 |
実施する
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