授業の目標と概要 |
建物を建築する際には、建築基準法により建築物の敷地、構造、設備及び用途に関する
最低の基準が定められている。その為に、建築に関わる者は、建築基準法を理解して厳
守しなければならない。ここでは専門的知識を応用して複雑多岐な建築基準法の引用方
法と理解を目標とする。
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履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
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毎回、配布するプリントは紛失しないこと。
法令集は、必ず持参すること。
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到達目標 |
1.法令集の相互関係法令の検索方法が理解できる。
2.法律に基づいた安全な建築物の設計、施工を理解ができる。
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成績評価方法 |
後期中間試験(50%)と学年末試験(50%)により合否を判定し,合格判定に授業態度
(10%)を加えて総合評価とする。
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テキスト・参考書 |
テキスト:建築基準法関係法令集(法令編)
建築法規用教材2012,日本建築学会
参考書:イラストレーション建築基準法,高木任之,学芸出版社
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メッセージ |
法律用語等の使用により、難解な部分があるが講義中の私語等は慎み、講義に
集中すること。
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授業の内容 |
授業項目 | 授業項目ごとの達成目標 |
1. 法規の体系(0.5回)
2. 総則に関する規定(2回)
3. 確認申請(0.5回)
4. 防火に関する規定(3回)
5. 保健衛生・敷地の安全に関する規定(0.5回)
6. 避難施設に関する規定(1.5回)
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・建築基準法の目的と用語の定義を理解できる。
・建築基準法の体系、法律用語及び構成を理解できる。
・建築する場合の各種手続きを理解できる。
・建築物の火災、災害から、人命及び財産を保護するための方法を理解できる。
・建築物を良好な状態に維持する方法、居住者の衛生面を確保するための方法を理解できる。
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後期中間試験 |
実施する
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7. 避難施設に関する規定(1.5回)
8. 都市計画区域等の適用規定(1.5回)
9. 建ぺい率・容積率に関する規定(0.5回)
10. 建築物の高さ制限の規定(2回)
11. 構造強度に関する規定(1回)
12. 建築士に関する規定(0.5回)
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・火災時、非常時における避難方法の確保を理解できる。
・敷地と道路に関する規定、用途地域内の建築制限について理解できる。
・建ぺい率・容積率の算定方法を理解できる。
・建築基準法に定められている建築物の各種高さ制限と対処方法を理解できる。
・建築物の各種構造、外力に対して安全な建築物にする方法を理解できる。
・建築士としての業務内容及び責任に対して理解できる
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後期期末試験 |
実施する
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