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建築計画Ⅰ,Ⅱ 建築環境工学Ⅱ

授業内容・授業計画

授業の目標と概要 建築技術者に必要な建築環境工学のうち主として伝熱,湿気,換気の分野を学習する.
物理学や数学をベースに建築環境工学の基礎知識を修得しそれを応用する能力を身につ
ける.
履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
基礎知識として1,2学年の物理学が必要である.2回の定期テストのほかに4回程度の
レポートの提出を求める.
到達目標 建築環境工学に関する専門用語を身につけていること.
伝熱,湿気,換気のメカニズムを説明できる.
伝熱,湿気,換気の演習問題が解ける.
成績評価方法 合否判定: 2回の定期試験の平均が60 点を超えていること. レポートが提出されてい
ること.
最終評価:テストの平均点.
再試験は60点以上を合格とする.
テキスト・参考書 最新建築環境工学(井上書院)、数値計算で学ぶ光と熱の建築環境学(丸善)、エース
建築環境工学2熱・湿気・換気(朝倉書店)等
メッセージ 建築環境工学は熱,空気,光,音と幅広い知識が求められる.ただし建築士試験に合格
することの みを目標にするのであれば,必要な語句や公式はそれほど多くない.しか
し,建物はそれを使用する人間がいるのである.法律を満足したからといって多くの人
が満足する環境が形成されるわけで もなく,また多くの人が満足する環境が必ずしも
理にかなったものとは限らないのである.この授 業を通して,自分の体をセンサーと
して「快適な環境とはなにか」について考えて欲しい.
授業の内容
授業項目 授業項目ごとの達成目標
1.気候(1回)
(1) 地球環境
(2) 気象要素と都市気候
2.熱環境(1回)
(1)各種物理量
(2)代謝
(3)熱環境指標
3.伝熱
(1) 伝熱過程(1 回)
(2) 熱貫流(1 回)
(3) 室温形成と室温変動(2 回)
1.現在の地球環境の状況を説明できる.都市域の気象の特殊性を説明できる.
2.各種物理量,代謝,熱環境指標について説明できる.
3.伝熱過程の基本的なメカニズムを説明できる.熱の伝導,対流,放射に関する基本的な計算ができる.熱貫流に関する基本的な計算ができる.
後期中間試験 実施する
4.湿気
(1) 湿り空気線図(2回)
(2) 湿気の移動(1回)
(3) 室内湿度の形成と変動(1回)
(4) 結露(1回)
5.換気
(1) 換気の目的(1 回)
(2) 必要換気量(1 回)
(3) 換気計画(1 回)
4.湿り空気線図に表される要素の定義を説明できる.湿り空気線図を用いて各要素の値を計算できる。湿気移動の基本的なメカニズムを説明できる.壁構造の壁体表面あるいは壁体内部の結露に関する基本的な計算ができる.
5.:換気の目的を理解し,基本的な換気の方法を説明できる.完全混合状態の必要換気量を計算できる.
後期期末試験 実施する
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