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1年「倫理社会」,2年「日本史」 3年「世界史」,4年「法学」

授業内容・授業計画

授業の目標と概要  地球上には様々な社会問題があることを認識し,問題解決のために種々の制度が整え
られていることを理解したうえで,これからの社会を支える市民として振る舞うのに必要
な能力と態度を育てる。
履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
 現代社会の検討課題には,問題があることは分かっていても,すべての人が納得できる
答が未だ見つかっていないものも多々あります。思索のための素材は提供しますから,
そこから皆さんなりの考えを導いてください。そして,あなたとは異なる考えを持つ人
が社会にいることを知ってください。
到達目標  産業社会において自立的に行動できる市民に相応しい,地理/経済/政治分野の見識
を身につける。
成績評価方法  定期試験の得点が満点の6割以上の者を合格とする。
 6割に満たない者については再試験を行い,6割以上の到達をもって合格とする。
テキスト・参考書 ★ 教科書(1) 『図説地理資料 世界の諸地域NOW 2013』 (帝国書院)
★ 教科書(2) 『最新新版 現代社会資料集 2013』 (第一学習社)
☆ 参考書: 蓼沼宏一 『幸せのための経済学』 (岩波ジュニア新書)
☆ 参考書: 堤未果 『社会の真実の見つけ方』 (岩波ジュニア新書)
メッセージ  高専を卒業した後,皆さんは技術者として活躍されることと思いますが,やがて,個
人は《社会》によって支えられているということに気付くことでしょう。《社会》とは,企
業,地域,国家,さらには地球全体という広がりを持っています。この講義を通じて,
《社会》に参画するということの意味を伝えていきたいと思います。
授業の内容
授業項目 授業項目ごとの達成目標
【 地理編 】
01: 民族対立 ―― 言語,宗教
02: 東アジア(1)中国
03: 東アジア(2)台湾,韓国,モンゴル
04: 東南アジア
05: ヨーロッパ(1)各国地誌
06: ヨーロッパ(2)EU
07: 南北アメリカ 
08: 南アジア,西アジア 
 経済のグローバル化により,国境を越えたヒト(労働者)やモノ(製品)の行き来が盛んになってきました。日本の企業で働く場合でも,海外出張に出かけることは日常的なことになりつつあります。この講義の幕開けとして,まず《世界の国々が共通して抱える問題を認識できる》 ようになっておきましょう。

前期中間試験 実施する
【 社会問題編 】
09: 人口問題
10: 食料/エネルギー 
11: 公害と地球環境
12: 労働問題(1)労働契約
13: 労働問題(2)労働条件
14: 消費者問題
 近代に入って資本主義経済が発展したことにより生産は拡大し,人類は物質的な豊かさを得ました。しかしその反面,労働問題や環境問題に代表される様々な矛盾も生じました。ここでは,《今日の社会が抱える社会問題を認識できる》 ようになることを目指します。
 
 ※ 第15週は,前期の総まとめ 
前期期末試験 実施する
【 経済編 】
16: 経済史(1)産業社会の発展 
17: 経済史(2)日本の産業構造
18: 現代の企業 
19: 市場経済のしくみと景気変動
20: 政府と金融機関の役割
21: 社会保障と財政 
 生産活動は主に企業によって賄われていますが,カネ(資本)の流れが上手くいかなくなると生産と消費の循環も止まってしまいます。ここでは〈貧困〉と〈不景気〉の発生を中心的な話題として,《経済活動を支える仕組みを理解できる》 ようになることを目指します。
後期中間試験 実施する
【 政治編 】
22: 民主政治(1)啓蒙思想,自然権
23: 民主政治(2)日本国憲法の基本原理
24: 基本的人権(1)自由権,平等権
25: 基本的人権(2)社会権,新しい人権
26: 立法
27: 行政,司法,イギリスの政治体制
28: 地方自治,アメリカの政治体制
29: 中国の政治体制,国際社会 
 日本では20歳をもって成人としています。それはつまり,子供のうちは決められたルールを守るだけであったものが,大人になればルールを変更するための話し合いに責任を持って参加する主体になれるということを意味します。この講義の締めくくりとして,《社会を維持していくために用意された政治制度を理解できる》 ようになってもらいます。
 
 ※ 第30週は,後期の総まとめ 
後期期末試験 実施する
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