授業の目標と概要 |
機械は質量を持ちますが、剛体ではないので外力により変形します。機械が調和振動外力を受ける
とき、質量は慣性力、変形は復元力として作用し、ダランベールの原理を適用することにより運動
方程式を作ることができます。授業では運動方程式の作成とその解を求める方法を学び、機械の振
動現象について理解を深めます。
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履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
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外力(入力)や応答(出力)などを色分けして、分かりやすいノートつくりをすること。関数電卓
を常に用意すること。勉強については復習を心がけてください。
復習をこころがけ、自学自習をすること。
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到達目標 |
機械要素を質点m、ばねk、減衰器cでモデル化できること。mckモデルを使って運動方程式を導く
ことができること。運動方程式の解から機械振動について判断し、設計に生かすことができるお
と。
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成績評価方法 |
中間、期末試験の成績が60点を超えていることで合格とする。なを、最終評価は期末試験の結果
(90%)に演習レポート(10%)を加味する。
再試験:再試験にて60点以上のこと。
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テキスト・参考書 |
教科書:青木繁「機械力学」コロナ社
参考図書:①鈴木浩平「機械力学」実教出版
②鈴木浩平「ポイントを学ぶ振動工学」丸善
③藤田勝久「振動工学」森北出版
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メッセージ |
機械の運動を理論的に学ぶ授業です.物理の力の分解と合成,慣性モーメント,剛体振動について
復習をしておいてください.また,三角関数,行列,微分方程式の数学知識も必要です.
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授業の内容 |
授業項目 | 授業項目ごとの達成目標 |
1.動力学の基礎(2回)
2.一自由度系の振動(3回)
3.演習問題(3回)
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1.ダランベールの原理を用いて振動モデルを作成できる.
2.運動方程式を立て固有円振動数を計算できる.
3.質点系,物理振り子,連続体の振動数を計算できる.
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後期中間試験 |
実施する
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4.減衰のある一自由度系の振動(3回)
5.衝撃応答(2回)
6.演習問題(3回)
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4.減衰比を求め振動現象を分類できる.
5.畳み込み積分により衝撃応答を求めることができる.
6.質点系,物理振り子,連続体の減衰比を計算できる.
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後期期末試験 |
実施する
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