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電磁気学Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ,電気回路Ⅰ,Ⅱ 電磁波工学

授業内容・授業計画

授業の目標と概要 第4学年までで学習した数学,応用物理,電子回路,電気回路の知識に基づき,特に電
磁気学Ⅰ~Ⅲで学んだ電界・磁界の基礎概念を発展させ,電界,磁界といった場の概念を
理解する。第5学年以降における電磁波工学,制御工学,半導体工学,電子計測などの
応用分野の基礎を修得する。第5学年は、主に磁界の力,インダクタンス,電磁誘導に
ついて学習する。
履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
座学中心である。
半年に五回の小テストによる自己学習を課し,各自ができるだけ多くの問題を解くこと
で理解を深めてもらう。
電磁気学は電子工学を理解する上での基礎教科の一つであり、電気系の技術者としてど
のような職種についても必要な知識や,電界と磁界の概念の理解の入門となる。
到達目標 数式を用いて電磁現象を記述し,電磁現象の論理的記述ができる。電磁現象の物理的な
意味の説明が定性的にできる。特に,磁界の応力,エネルギーが計算できる。インダク
タンス値の計算ができる。電磁誘導による誘導起電力が計算できる。
成績評価方法 合否判定:4回の定期試験の結果の平均が60点以上であること.
最終評価:4回の定期試験の結果の平均(90%)と課題提出の結果(10%)の合計.
再試験: 期末試験を除く定期試験ごとに合格点に満たない者に再試験を行う。再試験
の受験資格は全ての課題提出を条件とする。再試は最高60点で定期試験に加味し,再試
を考慮して最終評価した場合は合格点を60点とする。最終評価後に合格点に満たない場
合の再試験範囲はこの科目の全範囲とする。
テキスト・参考書 テキスト: 小塚 洋司:電気磁気学(森北出版)
参考書: 後藤 憲一,山崎 修一郎:詳解 電気磁気学演習(共立出版)など
メッセージ 第4学年までで習った,コンデンサとインダクタンスといった基本的なデバイスは,そ
れぞれ電界と磁界を学習することで,その本質が理解できるようになります。今までに
学習したことよりも抽象的な概念について学習することになりますが,電子工学の基礎
科目の一つですので,確実に理解するように努力してください。
授業の内容
授業項目 授業項目ごとの達成目標
1. 真空中の磁界2(3回)
2. 磁性体(5回)
1. 磁界及び電流間で働く力を理解する
2. 新たな媒体としての磁性体の理解,ベクトルポテンシャル,磁気エネルギー,磁気回路の考え方の修得
(小テスト1~3)
前期中間試験 実施する
1. インダクタンス(4回)
2. 電磁誘導(3回)
1. インダクタンスの計算法,磁気エネルギーとインダクタンスの関係の理解
2. 誘導起電力,表皮効果の理解と演習による修得
(小テスト4,5)
前期期末試験 実施する
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