授業の目標と概要 |
ディジタル画像処理の各種のアルゴリズムを学び、実際の画像に適用する.このこと
によってアルゴリズムへの理解を深め,応用のための基礎を修得する.
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履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
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プログラム言語としてCを使用するので,C言語についての理解を確実にしておくこ
と.また,数学の基礎力も必要である.課題の提出は2回であるが,数回の小課題をま
とめたものであるから,小課題をその都度完了させておくこと.
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到達目標 |
ディジタル画像処理の主要なアルゴリズムとそのが説明でき,C言語によりプログラ
ムを作成できる様になる.その上で,各種の処理と応用のためのプログラムを作成でき
るようになること.
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成績評価方法 |
課題提出および定期試験の平均点が60点以上で合格とする.受講態度の悪い者は最
大で10%の減点を行った後最終評価とする.合格点に達しながら課題末提出で不可と
なった者は課題提出で評価を60点とする.再試験は前期末試験終了以降に全範囲で実
施し,結果が60点以上の場合には評価を60点とする.
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テキスト・参考書 |
副読本:酒井幸市著「ディジタル画像処理入門」(CQ出版)
井上他著「C言語で学ぶ実践ディジタル画像処理入門」(オーム社)
安居院・中嶋著「画像情報処理」(森北出版)
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メッセージ |
ディジタル画像処理は結果が視覚的に得られるので,興味を持って学ぶことができる
と思います.アルゴリズムをしっかりと理解し,自力でプログラムを作製するように努
力してください.
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授業の内容 |
授業項目 | 授業項目ごとの達成目標 |
1.ガイダンス,プログラムによる画像の取り扱い(1回).
2.画像ファイルへの入出力と画像の表示(1回)
3.ディジタル画像の基礎と濃度変換(2回)
4.空間フィルタ(1回)
5.画像の回転,拡大,縮小(2回)
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1.年間の講義内容について把握する.
2.画像ファイルからデータを読み込み,濃度変換などの操作をおこなって画像ファイルに出力するプログラムの作製ができる.
3.解像度の変換や画像の濃度ヒストグラムを求め,その結果にもとづいて濃度変換をおこなうプログラムが書ける.
4..各種の空間フィルタの性質が説明でき,プログラムが作成できる.
5.画像の回転,拡大,縮小の原理が説明出来,プログラムが書ける.
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前期中間試験 |
実施する
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6.離散フーリエ変換(2回)
7.カラー画像の処理(2回)
8.二値化画像の処理(2回)
9.パターン認識(2回)
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6.離散フーリ変換の性質を説明し,プログラムが作成できる.
7.カラー画像の処理について説明でき,プログラムが作成できる.
8.二値化画像についての基本事項を理解し、線図形化やラベル付けのためのプログラムが作成できる.
9.テンプレ-トマッチングについての原理について説明ができ,プログラムが作成できる.
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前期期末試験 |
実施する
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