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論理回路I,II

授業内容・授業計画

授業の目標と概要 座学の論理回路で学習した論理回路設計の知識を応用し,ハードウェア記述言語による
ディジタル回路設計を学習する.言語に関しては近年広く普及されているVHDLを採用す
る.ここでは,VHDLの使用法,FPGAまたはCPLD上への回路構成と動作確認を学習する.
履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
講義ごとに配布するテキストをもとに,講義,実験を行う.
定期試験までに課題をすべて提出しなければ受験資格を与えない
ので,課題は必ず提出すること.
到達目標 VHDLの基本的な文法を理解できる.
VHDLによって記述された設計データをFPGAまたはCPLDデバイス上に構成し,動作確認で
きる.
VHDLを用いて加算器,デコーダ,エンコーダ,フリップフロップ,レジスタ,カウンタ
などの基本的なディジタル回路を記述できる.
階層設計の考え方を理解し,VHDLによって全体の回路構成を記述できる.
VHDLによって記述したディジタル回路をシミュレーションによって動作確認できる.
成績評価方法 合否判定:2回の定期試験の結果の平均が60点以上であること.
最終判定:定期試験2回(80%),レポート(20%)にて評価する.
合否判定で「否」の者に対しては再試験を課す.再試験の成績が60点以上の場合,最終
成績を60点とする.
テキスト・参考書 自作プリント
参考書
 ・堀 桂太郎 著,「図解 VHDL実習」,森北出版
 ・並木 秀明,永井 亘道 共著,「VHDLによるディジタル回路入門」,技術評論社
 ・木村 誠聡,「ハードウェア記述言語によるディジタル回路設計の基礎」,数理工学社

メッセージ 講義内容を実際に実験を通じて体験し理解を深めること.
授業の内容
授業項目 授業項目ごとの達成目標
1.VHDLによる回路設計の基礎[2]
2.VHDLの文法[6]

ハードウェア記述言語による回路設計のアウトラインが説明できる.簡単な回路を対象にしてVHDLの記述,デバイスへのダウンロード,動作確認ができる.
後期中間試験 実施する
3.組合せ回路,順序回路の設計[4]
4.階層設計[3]
組み合わせ回路,順序回路など具体的なディジタル回路について,VHDLコード記述,デバイスへのダウンロード,動作確認ができる.
階層設計の考え方が説明できる.カウンタやスロットマシンなどのディジタル回路が設計できる.
後期期末試験 実施する
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