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応用物理 計測工学,制御工学

授業内容・授業計画

授業の目標と概要 近年の機械装置のほとんどは電子制御化されており,電気・電子工学に関する基礎知識は機械技術
者にとって必須技術の1つとなっている.本科目では,基本的な電磁理論・電気回路・電子理論の知
識,および計測や制御に使用される電子機器の動作原理を習得することを目標とする.
履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
・講義中に演習を行うこともあるので,関数電卓を持参すること.
・本科目で扱う電気・電子工学では,数学(三角関数,ベクトル,複素数など)が必要となるた
め,これらの知識が受講の前提となる.
・講義終了後,自宅学習等により必ず復習をすること.
到達目標 ・直流回路について,分流・分圧,回路の等価変換などが理解でき,その計算が行える.
・電磁理論の基礎(磁気と静電気)が理解できる.
・交流回路について,R,L,Cの交流特性が理解できる.
・半導体の基本原理を理解し,トランジスタ増幅回路,スイッチング回路,OPアンプ回路の動作原
理,および特性が説明できる.
成績評価方法 合否判定:4回の定期試験結果の平均が60点以上であること.
最終評価:合否判定と同様.

再試験:再試験は,全4回の試験のうち60点未満であった試験に対し行う.
    合否は受験しなければならない試験すべてが60点以上であること.
テキスト・参考書 教科書:電気・電子概論(伊藤正夫監修,実教出版)
参考書:1.基礎電気電子工学(日本産業技術教育学会電気分科会編,森北出版)
    2.文部科学省検定教科書 電子回路(篠田・和泉編,コロナ社)
    3.基礎と演習 理工系の電磁気学(高橋正雄,共立出版)
メッセージ 講義は板書で進めるので,ノートはしっかりとること.
質問などがある場合は,積極的におこなうこと.
授業の内容
授業項目 授業項目ごとの達成目標
1.直流回路(7回)
・電気回路,オームの法則,複雑な電気回路,抵抗の性質,電流の熱作用と電力,電流の化学作用と電池
・オームの法則,キルヒホッフの法則,ファラデーの法則など,電気回路の基礎知識が理解できる.
・分流・分圧,ブリッジ回路などの原理が理解でき,それらの計算が行える.
・回路の等価変換が行える.
・電流の熱作用,化学作用が理解できる.
前期中間試験 実施する
2.磁気と静電気(7回)
・磁石とクーロンの法則,電流による磁界,電磁力と直流電動機,電磁誘導と直流発電機,静電気,コンデンサ
・クーロンの法則をはじめとした,電磁理論の基礎知識が理解できる.
・電動機,発電機の原理が理解できる.
・静電気の帯電現象や静電誘導が理解できる.
・コンデンサの並列接続,直列接続が理解でき,合成静電容量が計算できる.
前期期末試験 実施する
3.交流回路(5回)
・交流の基本的取り扱い,交流回路,交流電力

4.電子回路の基礎(2回)
・半導体,ダイオード
・正弦波交流の取り扱いが理解できる.
・R,L,C素子の交流特性が理解できる.
・RLC回路におけるインピーダンスにより,電流・電圧を計算することができる.

・半導体の構造・性質が理解できる.
・pn接続と整流作用が説明できる.
後期中間試験 実施する
5.電子回路(7回)
・トランジスタ,増幅回路,半導体素子,電子回路,論理回路
・トランジスタの動作原理と静特性が理解できる.
・増幅回路とその動作が理解できる.
・LEDやPD,ICの特性を説明できる.
・いろいろな電子回路の特性を説明できる.
・AND回路,OR回路,NOT回路などの論理回路の特性が理解できる.
後期期末試験 実施する
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