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論理回路,論理設計 卒業研究

授業内容・授業計画

授業の目標と概要 本科目は,第3学年までで学ぶプログラミングや論理設計の知識に基づき,特に,論理
式で表現される条件制御をPCシーケンス制御に応用する。これらの知識に基づいて,仮
想の機器制御に対する演習課題について問題解決するための能力をラダープログラミン
グを通じて修得する。
履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
ラダープログラムは,シーケンサ学習用のアプリケーションソフトを用いて,実機を動
作させる代わりに仮想の画面上で動作させることになる。実際のシステムでは,加工装
置や製造ラインで用いられるプログラムを作成することになるので,特に安全サイドで
の設計について学ぶことにする。
到達目標 ラダープログラムの論理構造に基づいた制御方法について理解する。シーケンス制御の
知識に基づいて設計仕様を満足するプログラム技術を習得する。設計仕様書に沿った機
器動作をするための,課題抽出と解決作業を修得する。
成績評価方法 設計演習課題レポート3回[30%],最終課題[40%],プログラム技術[20%],演習態度[10%]
上記の総合で100点満点とし最終評価とする。合否判定は設計演習課題レポート3回[30%]と
最終課題[40%]の合計を10/7倍して100点満点として,60点以上を合格とする。
合格点に満たない者に対しては,適宜,追加演習課題を課し,その評価が60点以上の場
合,合格とし,総合評価を60点とする。
課題[70%]は,一課題中の設計要求事項の項目毎に決められた点数によって採点する。
プログラム技術[20%]は,演習課題の進行程度と課題内容の達成度により評価する。
この項目の評価では,例えば,課題を全て他からコピーした場合は,0点とする。
演習態度[10%]は,遅刻と欠席および,課題提出の遅延によって10点満点から減点する。
テキスト・参考書 テキスト: 講義資料のプリントを配布する。
参考書: PCシーケンス制御-入門から活用へ-,吉本久泰著,東京電機大学出版
絵ときでわかるシーケンス制御,山崎靖夫,郷冨夫共著,オーム社
メッセージ シーケンス制御は,条件に沿って工程を順番に実行していく制御方法です。応用されて
いる分野は,製造装置や製造ライン,エレベータなど幅広い分野に用いられています。
高専を卒業してメーカーの制御設計部門で利用できる知識と技術を修得できます。
授業の内容
授業項目 授業項目ごとの達成目標
シーケンス制御の概要(1回)
ラダープログラミングの基礎(2回)
ビットデバイスとその基礎演習(2回)
応用演習課題1(2回)
シーケンス制御とその応用について理解する。
PCシーケンスで用いられるラダープログラムを組むことができる。特にアラーム処理や安全サイドでの設計を理解する。
ビットデバイスを用いたプログラムを読み書きできる。
前期中間試験 実施しない
ワードデバイスとその基礎演習(2回)
数値処理を含むシーケンス制御(2回)
応用演習課題2(1回)
応用演習課題3(2回)
最終設計課題(2回)
ワードデバイスを用いたプログラムを読み書きできる。
前半で修得したラダープログラミングの知識に加えて,データメモリを含む数値処理を理解する。
仮想画面上での機器の入出力と,与えられた設計仕様を満たすようにラダープログラムとして書くことができる。
設計仕様に基づく演習を行い,設計能力の向上を目指す。
前期期末試験 実施しない
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