授業の目標と概要 |
ソフトウェアとハードウェアのOpenSourceにこだわり、GTK+を使ったネイティ
ブアプリケーションを作る。GTK+を利用して,画像処理における様々な実験を行
いながら、一つの画像処理アプリケーションを組み上げる。基礎的な小さなプロ
グラムの動作を実験し検証しながら、最終的にそれらを統合し大きなアプリケー
ションが出来上がることを知る。また、作成するアプリケーションプログラムに
創造的な観点からオリジナリティのある要素を組み入れ完成させる。
|
履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
|
GTK+を用いたネイティブアプリケーションがどのような場合に有効かを把握
するように。逆に、プラットフォームを選ばないアプリケーションというもの
がどういうものかを把握する。
|
到達目標 |
GTK+を使ったネイティブアプリケーションを作ることができるようになる。
スマートフォンやタブレット端末で動作するWebアプリケーションを作ること
ができるようになる。
|
成績評価方法 |
課題プログラムの提出およびそのドキュメントによる評価7割、
プログラムおよびレポートの要求項目に対する達成度3割の割合
で評価する。(ただし、最終評価の最高点は100点)60点以上を
合格とする。
具体的には、以下のように評価する。
・全ての要求を満たした課題を提出した場合は70点。
要求項目(作成したプログラムの提出、課題に対する考察、コ
メント)を満たしていない場合は70点から減点。
・課題に対して工夫したり要求以上の成果を出した。15点まで。
・課題に無い考察を自ら考え追加した。15点まで。
・提出期限を過ぎた場合は、減点となる。
|
テキスト・参考書 |
テキスト:Web ページに実験テーマ、実験手順および要求課題を示す。
参考書:
GTK+2.0チュートリアル
http://takeposo.sakura.ne.jp/unix/setting/gtk_tutorial/
HTML5チュートリアル
http://www.html5.jp/tutorial/
|
メッセージ |
手を動かして色々試してみるのが解決の早道。
|
授業の内容 |
授業項目 | 授業項目ごとの達成目標 |
・GTK+を用いたアプリケーションの作成方法の習得
(15回)
・ウィジェットを配置する1(パッキングボックス編)
・ウィジェットに絵を載せる・絵を代える
・ウィジェットを配置する2(テーブル編)
・GTK+からグラフィックス1
・アニメーションを作る
・GTK+からグラフィックス2
|
・基本的なGTK+を用いたアプリケーションを作成でき
る。
・GTK+を使ったプログラミングのスタイルを把握する
ことができる。
・ウィジェットをプログラムで自由に配置することが
できるようになる。
・GTK+を使って基本的な動作をする小さなアプリケー
ションを作成できる。
|
後期中間試験 |
実施しない
|
・GTK+を用いた応用アプリケーションの作成
(10回)
・ファイルから読み込んだ画像を表示させる
・画像を処理する
・ウィンドウをスクロールさせる
・サムネイル画像を作る
・メニューバーをつける
・ボタンをなくす
・HTML5を用いたWebアプリケーションの作成方法
(5回)
・GTKで作った画像処理アプリケーションと
同等の動作をするWebアプリケーションを
つくる
|
・画像データを読み込んで画面に表示することができ
るようになる。
・画像を処理して再び画面に画像を表示することでき
るようになる。
・スクロール機能を使うことができるようになる。
・小さな画像一覧を作ることができるようになる。
・アプリケーションにメニューバーを付けることがで
きるようになる。
・ボタンの無いメニューバーだけのアプリケーション
にすることができる。
・HTML5を使ってプラットフォームによらないアプリ
ケーションプログラムの作成ができる。
|
後期期末試験 |
実施しない
|