授業の目標と概要 |
建設現場において優れた技術者となるために,実務に役立つ基礎技術やJIS規格の重要
な実験方法を修得する。
音・光・熱環境などの基礎理論に基づく実験方法を修得し,快適で安全な建築空間形成
の方策を学び,建築材料 や測定機器に自分の手で触れ確認することができる。実験報
告書を通じて,データを正確に解析し,工学的に考察する能力を身につけることができる。
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履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
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各コース共に10回程度のレポートを課す。
実験作業に適した汚れても良い服装とし,スリッパ・サンダル履きは厳禁とする。
作業や機器類の操作は教員の指示確認に従い,安全第1とする。
電卓,ノート,筆記用具を必ず持参すること。
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到達目標 |
音・光・熱環境の測定方法や簡単な解析ができる。
建築材料の基礎物性や強度について体験的な理解を深め,解析ができる。
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成績評価方法 |
合否判定:Aコース60点以上,Bコース60点以上であること。
最終評価:A,B両コースの平均とする。
なお,評価の内訳は学科の評価基準による。
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テキスト・参考書 |
教科書:建築材料実験用教材(日本建築学会)
補助教材:建築工学実験の手引き
参考書:建築環境工学実験用教材(日本建築学会)
参考書:最新 建築環境工学(井上書院)
参考書:建築材料(森北出版)
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メッセージ |
実際に材料を見て,実験機器に積極的にふれて,実験とは何かを考えてみよう。
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授業の内容 |
授業項目 | 授業項目ごとの達成目標 |
Aコース(建築材料に関する実験シリーズ)
実験ガイダンス(1)
セメントに関する実験(7)
Bコース(建築環境に関する実験シリーズ)
実験ガイダンス(1)
音環境の測定(6)
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Aコース(建築材料に関する実験シリーズ)
実験の概要・諸注意が理解できる。
セメントの密度を計算でき,安定性の判別,強度増進曲線が作成できる。
Bコース(建築環境に関する実験シリーズ)
実験概要が理解できる。
騒音測定,室内音響測定等の音環境測定の分析評価の方法が理解できる。
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前期中間試験 |
実施しない
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Aコース(建築材料に関する実験シリーズ)
骨材に関する実験(4)
コンクリートに関する実験(4)
Bコース(建築環境に関する実験シリーズ)
光環境の測定(4)
熱環境の測定(4)
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Aコース(建築材料に関する実験シリーズ)
砂および砂利の密度・吸水量・粗粒率を計算できる。
コンクリートの圧縮強度増進曲線を作成し,その傾向を考察できる。
Bコース(建築環境に関する実験シリーズ)
昼光率算定,人工照度測定の等光環境測定の分析評価の方法が理解できる。
簡易熱負荷計算,室内気候の測定等の熱環境測定の分析・評価の方法が理解できる。
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前期期末試験 |
実施しない
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Aコース(建築環境に関する実験シリーズ)
実験ガイダンス(1)
音環境の測定(6)
Bコース(建築材料に関する実験シリーズ)
実験ガイダンス(1)
セメントに関する実験(7)
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Aコース(建築環境に関する実験シリーズ)
実験概要が理解できる。
騒音測定,室内音響測定等の音環境測定の分析評価の方法が理解できる。
Bコース(建築材料に関する実験シリーズ)
実験の概要・諸注意が理解できる。
セメントの密度を計算でき,安定性の判別,強度増進曲線が作成できる。
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後期中間試験 |
実施しない
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Aコース(建築環境に関する実験シリーズ)
光環境の測定(4)
熱環境の測定(4)
Bコース(建築材料に関する実験シリーズ)
骨材に関する実験(4)
コンクリートに関する実験(4)
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Aコース(建築環境に関する実験シリーズ)
昼光率算定,人工照度測定の等光環境測定の分析評価の方法が理解できる。
簡易熱負荷計算,室内気候の測定等の熱環境測定の分析・評価の方法が理解できる。
Bコース(建築材料に関する実験シリーズ)
砂および砂利の密度・吸水量・粗粒率を計算できる。
コンクリートの圧縮強度増進曲線を作成し,その傾向を考察できる。
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後期期末試験 |
実施しない
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