シラバス情報

シラバス基本情報

関連科目
前関連科目 後関連科目
該当科目なし 専攻科2年必修「技術者倫理」

授業内容・授業計画

授業の目標と概要 2年生になって配属される専門学科で共通して必要とされる技術者のリテラシーを身につけるための科目です.専
門学科配属後の4年間の学習を行う上で必要となる基礎的な知識を身につけることを目標としています.
履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
5つの専門学科の教員が3回ずつ担当して計15回の授業を実施します.クラスによって履修の順番が異なり,テーマ
によって授業を実施する教室が変わることがありますので,事前に確認してください.授業のあとで,復習するこ
と.
到達目標 技術者としての基礎的なリテラシー(考え方・姿勢・技能・表現力)を身につけることができる.
成績評価方法 合否判定:5つの各テーマの評価が60点以上であること
総合評価:各テーマの成績を平均して最終評価とします.
テーマごとの評価方法は各テーマの最初に説明があります.
再試験の合否判定:5つのテーマの中で,不合格のテーマのみを受験し,評価が60点以上であること.
テキスト・参考書 教科書:最初の授業で配布する.
参考書:①図解 技術者の心得,中川義弘,経営書院
    ②「知的な科学・技術文章の書き方」,中島利勝ほか,コロナ社
    ③速効!パソコン講座「エクセル」,毎日コミュニケーションズ
メッセージ 専門学科の教員が持ち回りで15回の授業を担当します.病気などでやむを得ず休んだ場合には補講や課題を課され
ることになります.できるだけ休まないようにしましょう.休む場合は事前に担任に連絡をするようにしてくださ
い.
授業の内容
授業項目 授業項目ごとの達成目標
・技術と社会
1)高専卒技術者の将来像と可能性 (1回)
2)技術者としての倫理感 (1回)
3)知的財産権の理解 (1回)
・技術者の方法
4)技術者の基礎としての計測実験法(1) (1回)
5) 技術者の基礎としての計測実験法(2) (1回)
6) 技術者の基礎としての計測実験法(3) (1回)
・技術文章
7)技術者のコミュニケーション(1) (1回)
1)高専の特長,社会的使命を理解できる.高専の学習方法,卒業後の進路から将来像をイメージできる.
2)企業の実態を把握し,技術者の必要性と責務を理解することができる.技術者が関与した社会的不祥事件からあるべき姿勢を説明できる
3)発明の保護の必要性および特許制度を理解する.知的財産の盗用がもたらす社会的影響の大きさを知る.
4)概数の計算ができる.
5)身近にあるものの面積や体積を計測することができる.
6)数値の処理ができ,了解性のある報告書が作成できる.
7)自分の考えをまとめて話すことができる.
後期中間試験 実施しない
8)技術者のコミュニケーション(2) (1回)
9)技術者のコミュニケーション(3) (1回)
・技術者の考え方
10)Web検索の集合と論理 (1回)
11)論理的な考え方のための集合と論理 (1回)
12)関数電卓の使い方 (1回)
・表計算を利用したデータの表現法
13)表計算の応用(1) (1回)
14) 表計算の応用(2) (1回)
15) 表計算の応用(3) (1回)
 
 
8)グループ内で目的達成のための合意形成ができる.
9)グループ間で目的達成のための合意形成ができる.
10)Web検索エンジンを使って条件の設定により,論理的に情報を抽出する技術を身につけ,技術の利点を説明できる.
11)Web検索の経験を基に論理と集合と技術者的思考の関連を説明できる.
12)関数電卓の機能の概要を知り,適切な利用ができる.
13)複数の系列データを表とグラフで適切に表現できる.
14)表計算における簡単な論理関数機能を理解し,利用することができる.
15)複数の変数の関係を知るための適切なグラフ表現ができる.
 
後期期末試験 実施しない
到達目標
1. 技術者の社会的な役割を理解し,技術者に必要な資質として技術者倫理,知識として知的財産について,概要を理解できる.
2. 基礎的な物理量の測定及び概算ができ、データを整理とまとめができる。 様々な物理量の測定のために物理現象を数学的な根拠に基づき概算することができる。
3. 他者の考えを取り入れたり,自分の意見を述べることで,目的達成のための合意形成ができる。
4. 難しい問題解決手法としての論理的思考、抽象化と具体化、演繹と帰納を理解する。
5. 表計算ソフトを使用して,適切な表・グラフが作成でき,簡単な論理関数の意味が理解できる。
  理想的な到達レベルの目安(優) 標準的な到達レベルの目安(良) 未到達レベルの目安(不可)
評価項目 1 技術者の役割,技術者倫理,知的財産について概要を正しく説明することができる. 技術者の役割,技術者倫理,知的財産について概要を概ね説明することができる. 技術者の役割,技術者倫理,知的財産について概要を説明することができない.
評価項目 2 基礎的な物理量の測定及び概算ができ、データを整理とまとめができる。 様々な物理量の測定のために物理現象を数学的な根拠に基づき概算することができる。 基礎的な物理量の測定及び概算ができる。 様々な物理量の測定のために物理現象を概算することができる。 基礎的な物理量の測定及び概算ができない。 様々な物理量の測定のために物理現象を概算することができない。
評価項目 3 他者の考えを柔軟に取り入れたり,自分の意見を明確に述べることで,目的達成のための合意形成が積極的にできる。 他者の考えを取り入れたり,自分の意見を述べることで,目的達成のための合意形成に参加できる。 目的達成のための合意形成に参加できない。
評価項目 4 与えられた問題を論理的考察により、演繹と帰納により理解できるレベルに分割でき、得られた解を抽象化できる。 抽象化と具体化について説明できる。演繹と帰納について説明できる。 難しい問題を考察する際に、問題を解決可能レベルに論理的に分割しようとしない。
評価項目 5 表計算ソフトを使用して,適切で工夫がなされた表・グラフが作成でき,さらに簡単な論理関数の意味が十分に理解できる。 表計算ソフトを使用して,適切な表・グラフが作成でき,簡単な論理関数の意味がある程度理解できる。 表計算ソフトを使用して,適切な表・グラフが作成できない。または簡単な論理関数の意味が理解できない。
評価割合
  試験 発表 相互評価 態度 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 30 7 13 50 100
基礎的能力
専門的能力
分野横断的能力 30 7 13 50 100
© 2009,2010,2011 KNCT Syllabus System -- Ver. 0.85