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3年電気回路Ⅱ 5年ハードウェア記述言語

授業内容・授業計画

授業の目標と概要 これまで学んできた電気回路網(2端子網)から,「2端子対網」の考え方に基づく回
路解析法を学ぶ.さらに,分布定数回路,過渡回路解析,非正弦波交流回路へと進む.
電子工学技術者としての基礎的な回路解析技術を修得する.

履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
3学年までの電気回路に関する基礎知識を確実に備えていること.適宜,家庭学習のた
めの課
題を課すので,必ず提出すること.
到達目標 2端子対網による回路解析ができる.
分布定数回路の簡単な解析ができる.
微分方程式を用いた過渡回路解析ができる.
ラプラス変換を用いた過渡回路解析ができる.
非正弦波交流回路解析ができる.
成績評価方法 合否判定:定期試験4回の平均点が60点以上で合格とする.
最終評価:課題提出状況及びその内容,授業参加の積極性を評価し,±10点の評価点
を加える.
合否判定で不合格となった者には,再試験を課す.再試験60点以上で最終評価を60
点(合格)とする.
テキスト・参考書 教科書:「続 電気回路の基礎」(西川,下川)(森北出版)
参考書:「例題と演習で学ぶ 続電気回路」(服部)(森北出版)
「電気回路Ⅱ」(竹野)(オーム社),「電気回路Ⅱ」(遠藤,鈴木)(コロナ社)
他にも,参考書としては,数多くの電気回路に関する書籍がある.
メッセージ この科目を含めて,回路について学んだ内容はハードウェア記述言語によるコンピュー
タ利用の回路解析技術へとつながる.コンピュータを利用するためには,理論的な裏付
けが必須である.しっかりと学んでほしい.
授業の内容
授業項目 授業項目ごとの達成目標
電気回路の総復習(3)
2端子対網(z,y,fパラメータ)(3)
演習(1)
2端子回路網の解析ができる
2端子対網の解析ができる
前期中間試験 実施する
2端子対網の相互変換(1)
2端子対網の接続(3)
演習(1)
伝送線路(2)
演習(1)
2端子対網の各種パラメータの相互変換ができる
2端子対網の相互接続が計算できる

集中定数回路と分布定数回路について説明できる
伝送線路について各種の計算ができる
前期期末試験 実施する
伝送線路(2)
演習(1)
過渡現象(3)
演習(1)
伝送線路における伝搬,反射,定在波について計算できる

簡単な回路の過渡現象を微分方程式を用いて解析できる
後期中間試験 実施する
過渡現象(3)
演習(1)
非正弦波交流回路(3)
演習(1)
ラプラス変換を用いて回路の過渡現象を解析できる

非正弦波交流について回路計算ができる
後期期末試験 実施する
到達目標
1. 2端子対網による回路解析ができる.
2. 分布定数回路の簡単な解析ができる.
3. 微分方程式を用いた過渡回路解析ができる.
4. ラプラス変換を用いた過渡回路解析ができる.
5. 非正弦波交流回路解析ができる.
  理想的な到達レベルの目安(優) 標準的な到達レベルの目安(良) 未到達レベルの目安(不可)
評価項目 1 Z,Y,Fマトリクスを理解し,これらを用いた回路解析ができる. Z,Y,Fマトリクスを理解できる. Z,Y,Fマトリクスを理解できない.
評価項目 2 分布定数回路を理解し,入出力インピーダンス,VSWRなどの計算ができる. 分布定数回路を理解できる. 分布定数回路を理解できない.
評価項目 3 回路の微分方程式表記を理解し,回路の過渡現象を微分方程式を用いて解析できる. 回路の微分方程式表記を理解し,簡単な回路の過渡現象を微分方程式を用いて解析できる. 回路の微分方程式表記を理解できない.過渡現象を微分方程式を用いて解析できない.
評価項目 4 ラプラス変換を用いた回路解析が理解でき,回路の過渡現象をラプラス変換を用いて解析できる. ラプラス変換を用いた回路解析が理解でき,簡単な回路の過渡現象をラプラス変換を用いて解析できる. ラプラス変換を用いた回路解析が理解できない.回路の過渡現象をラプラス変換を用いて解析できない.
評価項目 5 非正弦波交流回路が理解でき,電流・電圧・電力などの計算ができる. 非正弦波交流回路が理解でき,電流・電圧・電力などについて理解できる. 非正弦波交流回路が理解できない.電流・電圧・電力などについて理解できない.
評価割合
  試験 発表 相互評価 態度 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合
基礎的能力
専門的能力
分野横断的能力
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