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電気回路Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ 制御工学

授業内容・授業計画

授業の目標と概要 アナログ信号処理の基礎について学習する.フィル
タ回路をテーマとして,アナログフィルタ回路を信号伝達系と見るときの伝
達関数による考え方について学ぶ.
履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
3 学年までに学んだ電気回路,電子回路の知識が基礎となる.
隔週程度で課題を課す.また,夏休みには宿題を課す.
到達目標 回路を入出力系として捉え,説明できる.
極と零点を回路動作の観点から説明できる.
回路の伝達関数,周波数特性の計算ができる.
与えられた仕様に基づき,アナログフィルタを設計・製作できる.
成績評価方法 合否判定:2 回の定期試験の結果の平均が60 点以上であること.
最終評価:2 回の定期試験の結果の平均に対し,提出課題の評価,授業への
積極的参加の評価(±10点)を加減する.ただし,60点を下回ることはない.
不合格の者には再試験を課す.再試験60点以上で最終評価60点とする.
テキスト・参考書 教科書「フィルタの解析と設計」コロナ社
参考図書「実用アナログフィルタ設計法」CQ 出版,「計測のためのフィルタ
回路設計」CQ 出版,「定本OP アンプ回路の設計」CQ 出版
メッセージ 回路解析の手法とは異なる手法で回路について知ること,また,ディジタル
の世界の入口に立つことを目的としている.回路解析は既知の事として扱う
ので,あらかじめ復習しておくこと.
授業の内容
授業項目 授業項目ごとの達成目標
交流回路解析の復習と複素周波数の導入(1)
伝達関数と周波数特性(2)
バタワース,チェビシェフ,ベッセルフィルタ(3)
周波数変換(1)
複素周波数s を用いた交流回路解析ができる
回路の伝達関数を求め,周波数特性図を描ける
各種原形フィルタの理論計算ができる
原形フィルタに対して周波数変換を適用できる
後期中間試験 実施する
Op-Amp の基礎(2)
能動フィルタとスケーリング(2)
実際のフィルタ設計(4)
Op-Amp の基礎特性を理解できる
能動フィルタを設計できる
与えられた仕様によりアナログフィルタを設計できる
後期期末試験 実施する
到達目標
1. 回路を入出力系として捉え,説明できる.
2. 極と零点を回路動作の観点から説明できる.
3. 回路の伝達関数,周波数特性の計算ができる.
4. 与えられた仕様に基づき,アナログフィルタを設計・製作できる.
  理想的な到達レベルの目安(優) 標準的な到達レベルの目安(良) 未到達レベルの目安(不可)
評価項目 1 回路を入出力系とする考え方を理解でき,伝達関数表現できる. 回路を入出力系とする考え方を理解でき,伝達関数表現を理解できる. 回路を入出力系とする考え方を理解できない.伝達関数表現できない.
評価項目 2 極と零点,回路動作について理解し説明できる.極と零点を求める事ができる. 極と零点,回路動作について理解できる.極と零点を求める事ができる. 極と零点,回路動作について理解できない.極と零点を求める事ができない.
評価項目 3 伝達関数と周波数特性について理解し,これらの計算・描画ができる. 伝達関数と周波数特性について理解しできる. 伝達関数と周波数特性について理解しできない.
評価項目 4 アナログフィルタの種類について理解し,与えられた仕様に基づき,アナログフィルタを設計・製作できる. アナログフィルタの種類について理解し,与えられた手順に基づき,アナログフィルタを設計・製作できる. アナログフィルタの種類について理解できない.アナログフィルタを設計できない.
評価割合
  試験 発表 相互評価 態度 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合
基礎的能力
専門的能力
分野横断的能力
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