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電子工学実験IV

授業内容・授業計画

授業の目標と概要 コンピュータを用いた計測・制御手法を実験を通して修得する.C言語を用いて,与え
られた課題を実現するプログラムを作成する.また,そのプログラムを利用した特性測
定などの経験を積む.
履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
3学年までに修得しているC言語と電子工学実験IVで習得した知識を必要とする.各自
しっかりと身に付けておくこと.
なお,実験項目は前後することがあるので,指導に従うこと.
到達目標 C言語を用いて,与えられた課題を実現するプログラムが作成できること.作成したプ
ログラムを用いて指定された特性測定ができること.実験を元に,レポートを作成でき
ること.
成績評価方法 実験レポート(80%:書き方,内容,考察等を評価シートに従って評価する)  + 遂行姿勢(20%:レポート提出期限遅れによる減点,理由の
ない欠席による減点)
により100点満点で総合評価し,最終評価点とする。
全レポート課題が提出され,かつ最終評価点が60点以上で合格とする。
合格点に満たない者に対しては,適宜,追加実験課題を課し,その評価が60点以上の場
合,合格(60点)とする。
テキスト・参考書 実験指導書を配布する.
教科書:「明解C言語 入門編」,柴田望洋,ソフトバンクパブリッシング
メッセージ 実験内容を十分に修得すれば,卒業研究につながる基礎として役立つ.
実験は積極的に参加して,手を動かすこと.
授業の内容
授業項目 授業項目ごとの達成目標
1.ステッピングモータの制御 7回
2.2重積分型A/Dコンバータ 6回
3.過渡現象 2回
ステッピングモータの構造・動作を理解し,回転制御をすることができる.
2重積分型A/Dコンバータの動作を理解し,A/Dコンバータを制御するプログラムを作成できる.LCR回路を用いて過渡現象を調べ,その動作を説明できる.
後期中間試験 実施しない
4.D/Aコンバータ 6回 
5.逐次比較型A/Dコンバータ 6回
6.音声信号処理 3回
D/Aコンバータの動作を理解し,D/Aコンバータを制御するプログラムを作成できる.逐次比較型A/Dコンバータの動作を理解し,制御プログラムを作成できる.
A/D・D/Aコンバータを利用して音声信号を取り込み,信号を加工してスピーカから出力するプログラムを作成することができる.
後期期末試験 実施しない
到達目標
1. c言語の理解を深める事ができる.
2. 二重積分型A/Dコンバータの動作を理解し,制御できる.
3. 逐次比較型A/Dコンバータの動作を理解し,制御できる.
4. D/Aコンバータの動作を理解し,制御できる.
5. c言語を用いて音声信号入力,画面への描画,信号の解析ができる.
6. 過渡現象を解析し,理解を深める事ができる.
  理想的な到達レベルの目安(優) 標準的な到達レベルの目安(良) 未到達レベルの目安(不可)
評価項目 1 c言語における入出力ポートの意味を理解し,外部機器とのインターフェイスを含むプログラムを作成できる. 与えられた手順に従って,c言語を用いてプログラムを作成できる. c言語を用いてプログラムを作成できない.
評価項目 2 二重積分型A/Dコンバータの動作を理解し,c言語を用いて制御プログラムを作成できる. 二重積分型A/Dコンバータの特性を測定できる. 二重積分型A/Dコンバータの動作を理解でき,与えられた手順に従って,c言語を用いて制御プログラムを作成できる. 与えられた手順に従って,二重積分型A/Dコンバータの特性を測定できる. 二重積分型A/Dコンバータの動作を理解できない. c言語を用いて制御プログラムを作成できない. 二重積分型A/Dコンバータの特性を測定できない.
評価項目 3 逐次比較型A/Dコンバータの動作を理解し,c言語を用いて制御プログラムを作成できる. 逐次比較型A/Dコンバータの特性を測定できる. 逐次比較型A/Dコンバータの動作を理解でき,与えられた手順に従って,c言語を用いて制御プログラムを作成できる. 与えられた手順に従って,逐次比較型A/Dコンバータの特性を測定できる. 逐次比較型A/Dコンバータの動作を理解できない. c言語を用いて制御プログラムを作成できない. 逐次比較型A/Dコンバータの特性を測定できない.
評価項目 4 D/Aコンバータの動作を理解し,c言語を用いて制御プログラムを作成できる.D/Aコンバータの特性を測定できる. D/Aコンバータの動作を理解でき,与えられた手順に従って,c言語を用いて制御プログラムを作成できる. 与えられた手順に従って,D/Aコンバータの特性を測定できる. D/Aコンバータの動作を理解できない. c言語を用いて制御プログラムを作成できない. D/Aコンバータの特性を測定できない.
評価項目 5 音声信号について理解でき,c言語を用いて,信号入力,画面への描画,信号の解析ができる. 与えられた手順に従って,c言語を用いて,音声信号入力,画面への描画,信号の解析ができる. 音声信号について理解できない. c言語を用いて,信号入力,画面への描画,信号の解析ができない.
評価項目 6 L-R,C-R,L-C-R回路それぞれについて,過渡現象を解析し,使用する素子定数に従って理想状態を計算し,実際の動作と比較検討できる. L-R,C-R,L-C-R回路それぞれについて,過渡現象を解析し,実際の動作を観察・記録できる. L-R,C-R,L-C-R回路それぞれについて,過渡現象を解析できない. 実際の動作を観察・記録できない.
評価割合
  試験 発表 相互評価 態度 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合
基礎的能力
専門的能力
分野横断的能力
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