シラバス情報

シラバス基本情報

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技術者基礎 プログラム言語,論理設計

授業内容・授業計画

授業の目標と概要 コンピュータとは何か,コンピュータを利用して「情報」を扱うとはどのようなことか,さらに,コンピュータで
扱う「情報」とは何か,といった事柄の基礎的事項を学習する.
情報技術の歴史的な発展を学ぶとともに,電子工学技術者として必要な情報技術の基礎を習得すること
を目的とする.
履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
コンピュータを扱う学習ではなく,コンピュータの中で「情報」がどのように扱われるのかを学習する.
必要に応じて電卓を利用する.
自然数,整数,実数、指数と対数の知識が必要である.
到達目標 10進数,2進数,16進数など,基数の違いによる数値の表現ができる.
コンピュータにおける整数と小数の表現方法を説明できる.
コンピュータにおける負数の表現方法を説明できる.
2進数を処理する論理演算回路の基礎を説明できる.
成績評価方法 合否判定:2回の定期試験の平均点が60点以上で合格.
最終評価:課題,授業態度,出欠状況により±10点を加点する.
2回の定期試験の平均点が60点未満の者は、期末試験後に全範囲で再試験を行う.
再試験が60点以上で最終評価を60点とする.
テキスト・参考書 参考書:「コンピュータ超入門」(赤間, 工学社)
「基本を学ぶコンピュータ概論」(安井他, オーム社)
「論理回路の基礎」 (田丸啓吉, 工学図書)
メッセージ 普段の生活や授業の中でコンピュータを扱う機会は多いが,コンピュータの中で何が行われているかを理
解しておくことが電子工学技術者として重要である.
「情報」をどのように扱うのかについて,しっかりと身につけること.
次学年の論理回路Ⅰと関連性が強いため,理解できない部分がないようにすること.
授業の内容
授業項目 授業項目ごとの達成目標
1.ガイダンス(1)
2.コンピュータの機能とデータの流れ(1)
3.10進数と2進数(1)
4.基数変換と16進数(1)
5.2進数・16進数を用いた計算(1)
6.補数の意味と補数による計算(1)
7.浮動小数点方式(1)
アナログとデジタルの違いを説明できる.
「情報」がどのように扱われるかを説明できる.
10進数,2進数,16進数について説明できる.
10進数,2進数,16進数について基数変換ができる.
2進数,16進数の計算ができる.
補数の意味を説明でき,補数を用いた数値表現ができる.
IEEE形式で浮動小数点を用いた数値の表現ができる.
後期中間試験 実施する
8.基本的な論理記号と論理演算(1)
9.論理回路と真理値表(1)
10.論理式と変換法則(1)
11.論理回路の簡単化(1)
12.2変数と3変数のカルノー図(1)
13.4変数のカルノー図(1)
14.半加算器と全加算器(1)
基本的な論理演算について説明できる.
基本的な論理演算ができる.
論理回路を論理式で表現できる.
論理式から論理回路を書ける.
論理式と論理回路から真理値表を書ける.
ブール代数を用いて4変数までの論理式を簡単化できる.
カルノー図を用いて4変数までの論理式を簡単化できる.
論理記号を用いて加算器の働きを説明できる.
後期期末試験 実施する
到達目標
1. 10進数、2進数、16進数の基数変換ができる
2. 論理式、論理回路、真理値表を相互に変換し、記述できる。
3. 論理回路を簡単化できる。
  理想的な到達レベルの目安(優) 標準的な到達レベルの目安(良) 未到達レベルの目安(不可)
評価項目 1 10進数、2進数、16進数の役割を理解し、基数変換ができる 10進数、2進数、16進数の基数変換ができる 10進数、2進数、16進数の基数変換ができない
評価項目 2 論理式、論理回路、真理値表を相互に変換し、記述できる。 論理式、論理回路、真理値表を記述できる。 論理式、論理回路、真理値表を記述できない。また、相互に変換することができない。
評価項目 3 論理回路をカルノー図とブール代数を用いて簡単化できる。 論理回路をカルノー図またはブール代数を用いて簡単化できる。 論理回路をカルノー図またはブール代数を用いて簡単化できない。
評価割合
  試験 発表 相互評価 態度 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 90 0 10 0 0 100
基礎的能力
専門的能力
分野横断的能力
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