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電子計算機,数学 電気工学実験Ⅴ

授業内容・授業計画

授業の目標と概要 コンピュータにおけるデータ表現や演算の機構,論理回路等を学び,
コンピュータの内部構造および動作原理を理解する.教科書を用いた
講義が中心であるが,ときどき最新の話題について解説を行う.また,
必要に応じて演習を行う.この科目は,4学年の情報処理,5学年の
電気工学実験Ⅴの基礎になる.
履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
1学年の数学,電気回路,2学年の電子計算機に関する知識を基礎と
する.授業中演習を行うので,積極的に取り組むこと.家庭において
も同様の課題を解く習慣をつけること.
到達目標 コンピュータの仕組みを理解する.コンピュータを構成する組み合わ
せ回路や順序回路が設計できる.数や文字の各種データ表現法を理解
し,他の表現法に変換できる.
成績評価方法 定期試験 100% その他 ±10%
合否判定:2回の定期試験の結果の平均が60点以上
最終評価:2回の定期試験の結果の平均(100%)と授業態度(±10%)
との合計再試験の合否判定:60点以上
テキスト・参考書 教科書:電子計算機概論 新保利和,松尾守之 森北出版
参考書:計算機システム 春日健,舘泉雄治 コロナ社
新・コンピュータ解体新書 清水忠昭,菅田一博 サイエンス社
計算機工学 後藤宗弘 丸善
メッセージ コンピュータそのものばかりでなく,身のまわりにあるさまざまな機
器がコンピュータによって制御されている.このことを意識しなが
ら,しっかり学んでほしい.なお,教科書を持参しない,ノートを取
らない,居眠りをするといった行為は,欠席と同等に扱う.
授業の内容
授業項目 授業項目ごとの達成目標
授業のガイダンス,コンピュータの構成(1回)
数体系(2回)
2進法の四則演算(3回)
数値データの内部表現(2回)
データの符号化(1回)
命題論理(0.5回)
ブール代数(0.5回)
論理関数の標準形(2回)
論理関数の簡単化(2回)
コンピュータの簡単な機能が理解できる.
簡単な部品を組み合わせたプログラムを作成コンピュータを構成する装置について説明できる.
2進数-10進数変換ができる.
2進数を用いた四則演算のアルゴリズムを理解し,説明ができる.計算機の中で用いる数表現やコードを理解し,各種変換ができる.論理関数の真偽を求めることができる.
公理を利用して,論理式を変換できる.真理値表を論理関数の標準形で表現できる.
カルノー図等を利用して,論理関数を簡単化できる.
後期中間試験 実施する
基本論理回路(1回) 論理素子(2回)
組み合わせ回路(2回)
算術論理演算回路(算術演算回路,論理演算回路,シフト回路)(2回)
順序回路モデル(1回)
同期式順序回路の設計(2回)
フリップフロップ(2回)
順序回路の簡単化(2回)
コンピュータの構成と動作(コンピュータの構成,機械語とアセンブラ)(1回)
スイッチング素子の動作から基本論理回路の動作を説明できる.
論理素子の特性を説明できる.
組み合わせ回路の設計ができる.
算術論理演算回路の仕組みを説明できる.
簡単な順序回路のモデルを設定できる.状態遷移図を作成することができる.
モデルに基づき,同期式順序回路の設計ができる.
各種フリップフロップの動作を説明できる.
順序回路の簡単化ができる.
CPUを構成する装置とデータ変換の仕組みを説明できる.
後期期末試験 実施する
到達目標
1. コンピュータの仕組みを理解する.コンピュータを構成する組み合わ せ回路や順序回路が設計できる.数や文字の各種データ表現法を理解し,他の表現法に変換できる.
  理想的な到達レベルの目安(優) 標準的な到達レベルの目安(良) 未到達レベルの目安(不可)
評価項目 1 コンピュータの要素技術である基本的な論理回路の設計ができ,コンピュータの仕組みを説明することができる. 組み合わせ回路と順序回路の設計ができる. 簡単な組み合わせ回路や順序回路の設計ができない.
評価割合
  試験 発表 相互評価 態度 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 100% ±10% 100%
基礎的能力 40% ±4% 40%
専門的能力 60% ±6% 60%
分野横断的能力
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