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授業内容・授業計画

授業の目標と概要 現代日本語で書かれた言語表現を読解し、その論理的かつ効果的な叙述技法を学ぶ。
論理的な記述能力を高めるために、小論文の構成法や表現技法を身につける。
日本語の表記能力を高める。
履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
・授業中も国語事典(電子辞書を含む)を活用し、語彙を増やしてもらいたい。
・小論文の題材には、現代社会における諸問題を取り上げる。日頃から社会全般にわた
る基礎的な知識を蓄えておくこと。
到達目標 ・現代日本語で書かれた文章を論理的かつ多角的に正しく解釈できる。
・客観性に留意し、効果を意識した論理的な文章を書くことができる。
・「常用漢字」の使い方に習熟し、日本語を丁寧かつ正確に表記することができる。
成績評価方法 ・定期試験の成績(65%)と小論文(20%)、表記課題等の提出物の内容(5%)、
 「読書レポート」(10%)により評価する。合否判定もこれに同じ。
・「読書レポート」の提出を合格の要件とする。
・再試験は事前におこなわれる補習への出席を受験の要件とし、
 前期末、後期末の再試験期間に実施する。
 学年末評価の際、当該定期試験の素点を再試験の素点と置き換え、
 前記の成績評価方法にしたがって再計算した結果60点以上となる場合は評価を60点とする。
・合否判定で60点以上の者について、授業中の積極的な発言、
 理由のない遅刻・欠席・怠学行為など、授業への参加の状況により、
 5点の範囲内で評価点に加点、または評価点から減点することがある。
テキスト・参考書 テキスト 『新編現代文B』(東京書籍)ほか配布物
参考書 『コピペと言われないレポートの書き方教室』(山口裕之 新曜社)
     『はじめよう、ロジカル・ライティング』(名古屋大学教育学部附属中学校・高等学校国語科 ひつじ書房)
   『わかりあえないことから コミュニケーション能力とは何か』(平田オリザ 講談社現代新書)
     
メッセージ 「コミュニケーション能力」が問われる時代である。話す、書く、伝えるという言語の運用能力
を高めるためにも、聴く、読む、考えるということを大切にしてほしい。
授業の内容
授業項目 授業項目ごとの達成目標
1 ガイダンス 1回
2 心、言葉、きずな(松沢哲郎) 5回
3 最初のペンギン(茂木健一郎) 6回
4 日本語表記練習 3回
1 授業の進め方や科目の到達目標が理解できる。
2 叙述に即して、「心」「言葉」「きずな」がどのような関係にあるかを理解できる。
3 論理的な構成や展開の把握を通して、「創造的な人間」と「最初のペンギン」とのつながりが理解できる。
4 規則に則って、丁寧かつ正確に現代日本語を表記することができる。
前期中間試験 実施する
5 文章表現の基礎 7回
6 小論文(1) 4回
7 小論文(2) 4回
   
5 接続詞・論証形式・文章構成法などの基礎的な表現技法を理解し、実践できる。
6 資料を正確に読み取り、主題文が明確な論理的文章(600字)を書くことができる。
7 資料への理解に基づいて、効果的な論拠提示を伴う、主題が明快な文章(800字)を書くことができる。
前期期末試験 実施しない
8 もう一つの知性(姜尚中)6回
9 葉桜と魔笛(太宰治)6回
10 日本語表記練習 3回 
8 論旨を客観的に把握し、「知性」と「身体」との結びつきについて理解できる。
9 人物・情景・心情の描写を読み取り、その効果について理解できる。
10 規則に則って、丁寧かつ正確に現代日本語を表記することができる。
後期中間試験 実施する
11 カフェの開店準備(小池昌代) 5回
12 ホンモノのおカネの作り方(岩井克人) 7回 
13 日本語表記練習 3回 
11 工夫された表現の効果を理解して味わい、「生」について考えを深め、広げることができる。
12 論理的な文章の構成法を理解し、「経済」をめぐる人間や社会の在り方について考えを深め、広げることができる。
13 規則に則って、丁寧かつ正確に現代日本語を表記することができる。
後期期末試験 実施する
到達目標
1. 近代以降の文章を読解し、鑑賞する能力を身につける。
2. 相手や目的・意図にふさわしい論理的な文章表現ができる。
3. 現代日本語を丁寧かつ正確に表記することができる。
  理想的な到達レベルの目安(優) 標準的な到達レベルの目安(良) 未到達レベルの目安(不可)
評価項目 1 論理的な文章の構成や展開、表現技法を把握し、その効果について理解できる。文学作品の鑑賞方法を理解し、作品の意義について説明できる。 論理的な文章の論旨を理解し、文学作品の表現の特徴について説明できる。 論理的な文章の読解や文学作品の鑑賞ができない。
評価項目 2 素材、構成、文体、語句等、読み手を意識した技法の工夫が含まれる、客観的な論拠に基づいた論理的な文章表現ができる。 文章表現において客観的な論拠に基づく論理的な主張ができる。 文章表現の中に読み手への配慮や論理性が見られない。
評価項目 3 丁寧な運筆により、文字や符号を正しく使い現代日本語を表記することができる。 自らの誤記を修正することも含めて、現代日本語を丁寧に書き上げることができる。 丁寧な運筆、字形の正しい認識、符号・用字などに関するきまりの順守等現代日本語を表記する基礎的な能力に欠ける。
評価割合
  試験 発表 相互評価 態度 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 65 35 100
基礎的能力 65 35 100
専門的能力
分野横断的能力
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