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物理(1年,2年) 応用物理

授業内容・授業計画

授業の目標と概要 演習問題を解くことを通して物理現象を理解し,それを数量的,数式的にとらえる能力
を養う.
科学的思考力を養うと共に,学ぶことの楽しさを実感してもらいたい.この授業で
は,1,2年の物理で学習した力学,熱力学,波と微分・積分を用いた力学の演習を行う.
履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
授業で配布されるプリント等はいつでも携行して下さい.演習や試験問題によっては電卓が必要です.
数値化,図示をする場合は約束事(授業で指示)をふまえた表現が必要です.
1・2年生で学習した物理,数学の基礎が必要です.
物理法則は,自分の力で演習問題を解くことによって理解が深まります.
復習として授業中に解いた問題を自身で解き直す習慣を身につけて下さい.
到達目標 波動現象を視覚的,数値的に扱うことができる.
物体に働く力を図示し,大きさを計算できる.
運動方程式や力学的エネルギー,運動量によって,運動を定量的に扱える.
熱量と温度変化の関係を定量的に取り扱える.
微分・積分を用いて,運動に関する諸量を求めることができる.
成績評価方法 合否判定:定期試験(400点満点)+学習到達度試験(40点満点)≧264点の場合は合格.
最終評価:合否判定と同じ.
再試験は60点以上を合格とする.
再試験で合格した場合の最終評価は60点とする.
テキスト・参考書 教科書:プリントを配布します.
参考書:初歩から学ぶ基礎物理学「力学I」(大日本図書)
    初歩から学ぶ基礎物理学「熱・波動」(大日本図書)
    初歩から学ぶ基礎物理学「電磁気・原子」(大日本図書)
    力学I問題集,熱・波動問題集,電磁気・原子問題集(大日本図書)
メッセージ 質問などを通して授業に積極的に参加することが,授業の内容を豊かにします.
授業の内容
授業項目 授業項目ごとの達成目標
ガイダンス(1回)
等速度運動(1回)
等加速度運動(1回)
放物運動(1回)
力の成分表示.力のつり合い(1回)
運動方程式(1回)
力学的エネルギー(1回)
数値の科学表記ができる.
等速度運動物体の変位を算出できる.
等加速度運動物体の変位を算出できる.
放物運動物体の変位を算出できる.
力の成分表示と力のモーメントを算出できる.
力が働いている物体の運動方程式を立てられる.
力学的エネルギーを算出できる.
前期中間試験 実施する
等速円運動(1回)
単振動(1回)
運動量と力積(1回)
比熱(1回)
ボイル・シャルルの法則(1回)
熱力学第1法則(2回)
等速円運動の向心力を算出できる.
単振動の周期を算出できる.
衝突における運動量と力積を算出できる.
比熱を算出できる.
気体の温度,圧力,体積を算出できる.
内部エネルギー,仕事,熱量を算出できる.
前期期末試験 実施する
振動・波動の表し方(2回)
音・光の性質(1回)
ドップラー効果(1回)
波の干渉(1回)
波の反射(1回)
固有振動(1回)
波を図示(y-x図,y-t図)できる.
音と光の周波数や波長を計算できる.
ドップラー効果を計算できる.
波の干渉を図示できる.
自由端・固定端での波の反射の様子を図示できる.
弦や気柱内の固有振動を図示できる.
後期中間試験 実施する
万有引力(1回)
微分を用いた位置・速度・加速度(2回)
微分・積分を用いた運動方程式(2回)
微分・積分を用いた仕事と力学的エネルギー(2回)
万有引力を算出できる.
微分を用いて物体の位置から速度,加速度を算出できる.
等加速度運動物体の変位を運動方程式を解いて算出できる.
力を積分することによって仕事,位置エネルギーを算出できる.
位置エネルギーを微分することによって力を算出できる.
後期期末試験 実施する
到達目標
1. 物体に働く力を図示し,大きさを計算できる. 運動方程式や力学的エネルギー,運動量によって,運動を定量的に扱える.
2. 熱量と温度変化の関係を定量的に取り扱える.
3. 波動現象を視覚的,数値的に扱うことができる.
4. 微分・積分を用いて,運動に関する諸量を求めることができる.
  理想的な到達レベルの目安(優) 標準的な到達レベルの目安(良) 未到達レベルの目安(不可)
評価項目 1 設定された運動状態を理解し,力学公式を利用して運動に関する諸量を求めることができる. 力学公式によって,時間,変位,速度,加速度,力,仕事等を算出することができる. 力の図示ができる. 力学公式をおおむねつかえない. 力の図示がおおむねできない.
評価項目 2 設定された熱現象を理解し,熱に関する公式を用いて現象に関する諸量を求めることができる. 熱に関する公式を用いて,熱,比熱,温度,圧力,体積等を求めることができる. 熱に関する公式をおおむね使えない.
評価項目 3 波動に関する公式を用いて現象に関する諸量を求めることができ,波を作図することができる. 波動に関する公式を用いて,速さ,波長,振動数等を求めることができる. 波動に関する公式をおおむね使えない.
評価項目 4 微分・積分が運動とどのような関係にあるのかを理解し,力学現象を解くことができる. 微分・積分により力学量に利用し,時間,速度,加速度,変位,力,仕事等を求めることができる. 微分・積分を力学量に利用することがおおむねできない.
評価割合
  試験 発表 相互評価 態度 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 100 100
基礎的能力 100 100
専門的能力
分野横断的能力
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