授業の目標と概要 |
文章・口頭によって、効果的にコミュニケーションができる能力を身につける。授業
では基礎訓練として敬語の基礎、社交上の言語マナーを学び、実践に結びつける。ま
た、社会的問題を題材とした口頭発表と討論の場を設け、レポートを通して記述の訓練
をする。
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履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
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実践的科目であり、とくに「話す・聴く」という面での参加意欲が大きく問われる。
授業はすべて敬語表現を用いて進めるもので、マナーにも配慮が必要である。常に「相
手の身になって考える誠意」をもって臨んでほしい。テキストは配布プリントなので、
クリアファイルを用意のうえ、きちんと保存すること。
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到達目標 |
状況に応じた敬語の使い分け、社交上のマナー、建設的な討議の諸条件について理解
できる。また、効果的な論理的記述ができ、望ましい「聴く態度」を身につけることが
できる。
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成績評価方法 |
合否判定:試験(50%)・提出物(50%)
再試験は60点を合格ラインとする。
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テキスト・参考書 |
配布プリント
大野晋『日本語練習帳』(岩波新書)
梶原しげる『口のきき方』(新潮新書)
小田島本有『釧路からー国語教師のメッセージー』(釧路新書)
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メッセージ |
敬語を学ぶ事は「人間関係学」の勉強をすることだと認識してほしい。また、「話
す」「聴く」という行為の中には、場の状況を読む必要性、肯定的な環境を作り出すた
めの要件が含まれている。あらゆる面での大人の態度が期待されている。
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