| 授業の目標と概要 |
技術者として活躍していくのに必要な《法律学的思考》を養う。
すなわち，地域の産業や社会の抱える課題を把握した上で，技術者として社会に対して負っている責任を理解し，これらの課題に適切に対処
できる論理的な思考力ならびに表現力を涵養する。
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履修上の注意
(準備する用具・
前提とする知識等)
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前期には教科書（1）を用いて，技術者が技術者として生きていくために必須となる「知的財産権法」の基礎を学びます。
後期には教科書（2）を用いて，労働者として生きていくために必要な「労働法」を学びます。
講義には必ず教科書を持ってくること。これに反した場合，「その他の評価」として10点を減ずることがある。
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| 到達目標 |
産業社会において自立的に行動できる市民に相応しい，法律的な見識と論理的思考力を身につける。
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| 成績評価方法 |
年４回実施する定期試験の成績を総合して，得点が満点の６割に達した者を合格とする。６割に満たなかった者については，定期試験の各回
ごとに再判定の機会を付与する。なお，日本語を母語としない者については，定期試験に代えてレポートにより評価する。
年間通算しての得点が基準に達しない場合や出席時数不足が生じている場合には再試験もしくは課題提出を課し，６割を超える評価を得た場
合に合格とする。
最終評価において，教科書の持参状況を「その他の評価」として算入する（最大－10）。また，ディベート演習で優秀な弁論を行った者に対
しては「その他の評価」として加点する（最大＋10）。
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| テキスト・参考書 |
★ 教科書（1） 工業所有権情報・研修館 『産業財産権標準テキスト 総合編 第4版』
★ 教科書（2） 道幸哲也ほか編 『18歳から考えるワークルール』 （法律文化社）
☆ 参考書（1） 茶園成樹 『知的財産法入門』 （有斐閣，2013年）
☆ 参考書（2） 濱口桂一郎 『新しい労働社会』 （岩波新書，2009年）
☆ 参考書（3） 職場の権利教育ネットワーク 『ワークルール検定』 （旬報社，2015年）
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| メッセージ |
この講義を通じて論理的な思考力を育てましょう。訓練としてディベート演習に取り組みます。
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| 授業の内容 |
授業項目 | 授業項目ごとの達成目標 |
01） 知的財産権とは
02） 特許法の目的
03） 特許になる発明
04） 職務発明
05） 実用新案
06） 意匠法
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知的財産権の中でも工業と密接に関わる《特許》や，商業活動を支える《意匠・商標》といった制度について理解し，その果たす役割を説明できるようになる。
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| 前期中間試験 |
実施する
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07） 商標法
08～09） 不正競争防止法
10～12） 著作権法
13～14） 不法行為
◆ ディベート演習
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情報化社会において重要度を増している《著作権》の意義について理解したうえで，その適切な運用にあたって講ずべき措置について説明できるようになる。
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| 前期期末試験 |
実施する
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01） なぜ労働法が必要なの？
02） 内定したのに働けない!?
03） 労働条件はどのように決まるの？
04） 賃金のルールってどうなってるの？
05） バイト時間が長すぎる……
06） ワーク・ライフ・バランスって何？
07） 労働条件って一方的に変更されていいの？
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産業社会が発展する中で《社会法》が必要とされるに至った経緯を理解し，現代において労働法が果たしている役割を説明できるようになる。
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| 後期中間試験 |
実施する
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08） 何をやったら懲戒処分されるの？
09） ハラスメントと職場いじめ
10） 仕事をしてうつ病になったら？
11） 解雇されるのはどんなとき？
12） 契約を更新しないといわれたら？
13） 失業したら
14） 仕事をしながら子どもを育てるには？
15） 労働組合の役割って？
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雇用社会が複雑化するなかで生じてきた労働法の今日的課題について理解し，問題の所在を説明できるようになる。
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| 後期期末試験 |
実施する
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